あとがき


『とにかく妹が欲しい最強の吸血姫は無自覚ご奉仕中!』一巻を手に取って頂き、ありがとうございます。著者の緋色の雨でございます。


実のところ、私は小説家を目指してから、デビューするまで八年ほどかかりました。

三十作ほどを賞に送って、ときどき一次落ち。二次落ちが大半で、三次まで残ったのは二作のみ。しかもそのほとんどの評価で、キャラの魅力等はあるが、構成がまるでダメ、と。

当時の私は、構成がダメってどういうことなのさっ! と本気で叫びましたね。

その後、三幕構成と運命の出会いを果たし、直後に『小説家になろう』に投稿した作品が、構成もしっかりしているとのありがたい評価をいただき、デビューするに至りました。

そんな訳で、私はわりと三幕構成の信者なんですが、今作は三幕構成の大枠のみを使用して、主人公であるリスティアの魅力を引き出すことに全力を注ぎました。

最強なのにポンコツ可愛いリスティアの物語、楽しんでいただけたら幸いです。


*三幕構成というのは、映画を初めとして様々な分野で使われている構成です。説明を始めると本編より長くなってしまうので、気になる方はネットで検索してみてください。


続いて、この場を借りて、少しだけ自作品の宣伝をさせてください。


今作が発売する十一日前に『無知で無力な村娘は、転生領主のもとで成り上がる』の一巻が、三交社のUGnovelsより発売。同じ日に『この異世界でも、ヤンデレに死ぬほど愛される』二巻が双葉社のMノベルスより発売しています。

無知で無力な村娘は、私のデビュー作でもある異世界姉妹のスピンオフ的な作品であり、今作と直接の関係はないんですが、同じ世界で、違う時代の物語となっています。

その無知で無力な村娘はタイトル通りに村娘が転生領主や規格外な仲間達に振り回されるお話で、異世界ヤンデレはエッチなヤンデレに振り回されるお話です。

興味があるという方は、ぜひお手に取ってみてください。


最後になりましたが、出版に関わった皆様、私を支えてくださった皆様、とにかく妹が欲しいを応援してくださった皆様。おかげさまで無事に一巻を出すことが出来ました。

本当にありがとうございます。

それでは、また二巻でお会いできることを願って。


二〇一八年  七月 某日 緋色の雨