~腹黒室長、貧乳死神のことを考える~
「なるほど、
報告書に美菜のことを書き留めながら、マルベックが言う。
「そうね。年月っていう絆は、やっぱり強固だと思うのよねぇ」
そう
思えばレストール家の
もう
「室長、何を考えてるんですか?」
「リサラのこと……」
思わず答えてしまい、イリアは言葉を飲み込んだ。
案の定、マルベックがニヤニヤとイリアを見ている。
「な、なんでもないしっ」
慌ててイリアは否定したが、お構いなしに
「前々から思ってたんですけど、室長とリサラさんってやっぱり仲が良いですよね」
「はぁぁぁっ!? イリアとリサラが仲が良い?
「ですが、古い付き合いなんですよね」
「レストール家の死神養成学校以来よ。しかも、ホント最低な話だけど、
苦々しくイリアは
「ええぇ、でもそれって
「ま、まぁ仲良かった時期もあるにはあったけれどぉ……」
「どうして
「どうしてって……あれよ、全部リサラが悪いのよ。ええ、そうよ、イリアの純真を見事にリサラが裏切ったんだから!」
マルベックから顔を
「何があったんですか?」
「何って……」
「もしかして彼氏を取り合ったとか!」
「あのね。男の子なんてイリアもリサラも、卒業するまで寄せ付けなかったわよ」
「ええぇ、モテそうなのに」
「ま、イリアは見ての通り
うんうんとイリアは
「そうよ、それに……遊んでる
「し、室長?」
「そうよっ。あのリサラにだけは絶対に負けられなかったのよっ。だから
イリアの形相にマルベックがゴクリと息を
ゆっくりと、ゆっくりとイリアは、
