~独身死神は妄想が得意~
「室長、今のって全部室長の妄想ですよね」
ノートに書き
「え……あれぇ、イリアってば声に出して
マルベックの言葉に、イリアは思わず口に手を当てた。全く
「まぁ、私が知っている
ノートについつい書いてしまったイリアの妄想を
「もういっそ、これも報告しちゃいましょうか」
「うーん、そんなに完成度高い?」
「ええ、見てきたようなってのは、まさにこのことですよ。
「ああ、あの二人……」
三年A組の玉野
ある意味、
大平は、元々良介とは親しい友人で、玉野が作った校内フェティシズム愛好家秘密結社『マンコカパックパーティー』の現会長である。
「でも室長が、そんなに玉野くんと大平くんのことを知ってるなんて、正直意外ではありますね」
そう疑問を口にしたマルベックを、イリアは鼻で笑った。
「どこに特異者が居るか分からない
「め、面と向かって
「上司がイリアじゃなければ、とっくにクビにしてるところよ、もうっ」
「がんばります……ぐすん」
「期待しないで期待してるわよ」
机に
「クリスマスがああだとして……バレンタインデーだったら、どうなのかしらね」
人間界の男の子にとって、最大最強、そして
そんなイベントで、良介は、リサラは、どう動くだろうか。
「はい!」
マルベックが勢いよく手を挙げる。
「なによ?」
「今度は私がシミュレーションします」
「……ふうん、いいじゃない。アンタがどこまで人間観察出来てるか、しっかり判断してあげるわね」
「任せて下さい。そうですね、バレンタインデーってことなら確実に……」
