正面じゃなく、後ろに来てほしいようだ。

「こうでいいのかな……?」

「はい、ありがとうございます……」

 シャルの後ろに座ると、シャルは俺の胸にもたれてきた。

 この体勢でしようということなのだろうか?

「シャ――んっ!?

 名前を呼ぼうとすると、突然振り返ったシャルに口をふさがれてしまった。

 それも、彼女の口によって。

「あむっ……んぅ……ちゅっ」

 シャルはいつものように、積極的に舌を絡ませてくる。

 だけど、すぐに口を離してしまった。

 フレンチキスをするようになって、過去最短の早さだ。

「ふふ……さっきいじわるされた、お返しです」

 小悪魔のように、魅力的でいじわるな笑みを浮かべるシャル。

 普段なら見ることのない笑顔だ。

「シャルでも、そういう表情するんだね」

「私だって、時にはあーくんにいじわるするんです」

 仕返しできて嬉しかったのか、シャルは得意げに言ってくる。

 なんだろう?

 もうかわいすぎてやばい。

 お風呂場の件で関係の終わりさえしたが、そんな心配は一切いらなかったようだ。

 まぁ、やりすぎるのは自重したほうが良さそうだけど。

「触ってください……寸止めされて……体がっているんです……」

 寸止め?

 と頭に疑問を浮かべながら、シャルに促された通り胸へと手を伸ばす。

 シャルは再び背中を俺に預けてきており、抵抗するような素振りはない。

 先程はシャルに辛い思いをさせてしまったから、今度は気持ちよくさせることだけを考えよう。

 ――とはいえ、俺にはシャルを気持ちよくさせる技術も、知識もほとんどない。

 きっと知識量だけでいえば、シャルの足元にも及ばないだろう。

 だけど、知ることはできる。

 シャルを観察して、どう触ったらいいのか、どこが気持ちいいのか、反応を見て学んでいくことにした。

 試しに、胸の中で一番敏感そうな乳首を指で軽く触ってみる。

「――っ」

 シャルはピクッと体を反応させるだけで、声をらしたりはしなかった。

「声、我慢してるの?」

「聞かれるのは……んっ……恥ずかしいので……」

 今度は乳首を優しく擦りながら尋ねると、シャルの口から少し吐息が漏れた。

 我慢をしているようだから、しやべらせれば漏れやすくもなるんだろう。

 俺はそのまま胸をんだり、下乳から持ち上げるようにして擦ったりなど、いろいろと試してシャルの反応を見た。

 その中で、彼女が一段と大きく反応したのは――

「んんぁっ!」

 ――乳首を、爪でカリカリと優しくいた時だった。

「これが好きなの?」

「そ、そういうのは……んんっ……聞いたらだめです……んんんん」

 やっぱり反応がいいので、好きなのだろう。

 それにしても、胸だけでこれほどいい反応をするということは、やっぱりすごく敏感だ。

 だけど、彼女が感じてくれているからといって、調子に乗れば先程と同じ失敗になる。

 やりすぎないよう、慎重にていねいにやっていこう。

 俺はそのまま、シャルの胸だけを刺激していった。

 シャルが一段といい反応を示した、カリカリと爪で刺激することはもちろん、他にも何かないかと、乳首に触れないよう乳輪を指でなぞったり、逆に乳首だけを指でまんでしごいてみたりもした。

 共通しているのは、シャルがつらくないように激しくはしなかったことだ。

 そうやって、胸ばかり触っていると――。

「これ……おかしくなる……」

 シャルがまたの間に両手を入れながら、モジモジとして何かをつぶやいた。

「えっ、何か言った?」

 胸とシャルの反応だけに集中していた俺は、聞き取れなかったのでシャルに尋ねてみる。

「うぅ……やっぱりあーくん、いじわるです……」

 しかし、なぜか涙目でシャルは俺を見てきた。

 意地悪なんて、してないはずなんだけど……?

 むしろ、優しくするのを心掛けたつもりなのに……。

「男の方はこういうこと言わせたがるって、本に描いていた通りです……」

 シャルは何か勘違いしているようで、俺のほうへ振り返った後、恥ずかしそうにうつむいてしまった。

 確かに聞き取れなかったから質問はしたけど、別に何か強制的にシャルに言わせようとはしていない、はず……?

 そう戸惑っていると、シャルは顔を上げて、切なそうな表情で上目遣いに口を開いた。

「お願いです……焦らさないでください……。頭が、おかしくなっちゃいます……」

「――っ!?

 突然おねだりをされ、俺の頭はパンクしてしまう。

 シャル……エロすぎるよ……。

「焦らしたつもりはないんだけど……」

「こちらも……触ってください……」

 シャルは膝立ちになり、バスタオルを指で摘まんで、下から持ち上げる。

 それにより、隠された秘部が顔を出し――股から太ももにかけて、水のようなものが垂れていた。

 布団にも、ポタポタと水滴が垂れており――シャルがどれだけ発情しているのかが、伝わってくる。

「いいの……?」

「むしろ、これ以上焦らされたら……だめになっちゃいます……」

 お風呂場でのこともシャルにとって辛かったようだけど、股には触れられず、胸を触り続けられるのも辛かったようだ。

 本当に、性行為って難しい……。

 股を触ったほうがいいのはわかったけど、どうしたらいいんだろう……?

 クリトリス――は、シャワーで嫌がってたから、今は避けたほうがいいかもしれない。

 となると、指を入れたらいいのか……?

 正解がわからないけど、嫌だったらシャルが止めると思い、俺は中指をシャルの秘部へと当てる。

 穴らしきところを探していると、それだけで刺激が強いのか、シャルは体をビクビクと震わせながら口を手で押さえる。

「あった、入れるね?」

「は、はい……」

 穴を見つけると、シャルはギュッと目をつむりながらうなずいた。

 まだ指を入れていないから、痛みではなく気持ち良さや声を我慢しているんだろう。

 シャルには処女膜があると思うから、あまり深くは指を入れないほうが良さそうだ。

 俺は慎重に指を入れていく。

 押し込むようにしないと指は入らず、入ってからもまるで壁に両左右から押しつぶされるかのように、強く締め付けられてしまう。

 温度も凄く高く、火傷やけどしそう――とまではいかないまでも、かなり熱い。

 膣中なかってこうなっているのか……。

「動かしても、大丈夫そう?」

 シャルの感覚は俺にはわからないため、こうやって確認をするしかない。

 シャルは目を瞑ったまま、コクコクと一生懸命首を縦に振ってくれた。

 そして、ゆっくりと指を出し入れすると――。

「んっ……ふぅ……」

 再び、シャルの口から吐息が漏れ始める。

 でも、敏感な彼女にしては、思ったほど反応が大きくない。

 もしかして、ただ出し入れするだけじゃ駄目なのか……?

 そう思い、上側の肉の壁に指の腹を当てて、優しく前後に擦ってみた。

「んんんっ!?

 すると、わかりやすくシャルが反応する。

 なるほど、こういうのがいいのか。

「ゆっくりやるから、安心して」

 激しくすると痛いかもしれないから、俺は優しく中を擦る。

 それでも刺激は強いのか、膝立ちをしていたシャルは俺に倒れこんできた。

「ご、ごめんなさい……向きを、変えさせてください……」

 どうやら膝立ちのままされるのは我慢できないようで、俺は一回指を抜かさせられる。

 そしてシャルが再び俺の胸に背中を預けるよう座り直すと、続きをしていいと許可が出た。

「こっちも一緒にやったほうがいいのかな?」

「――っ!? む、胸も同時なんて……!」

 右手の中指でシャルの膣中を優しくでながら、左手でシャルの左乳首をカリカリと刺激すると、シャルは顔をイヤイヤと横に振る。

「これは駄目か……」

「…………」

 だから手を止めると、今度は切なそうな目をシャルは向けてきた。

 あれ……?

 この場合は、駄目って言われてもやったほうがいいのか……?

 そう思い、また両方を攻めると、シャルはギュッと俺の腕を手でつかんできた。

 だけど、《駄目》という言葉は口にしない。

 やっぱり、これは駄目ではないようだ。

 ほんと、難しすぎるな……。

 加減がわからない俺は、シャルの反応に戸惑いつつも、右手では気持ちがいいところを探していく。

 やがて、ザラザラとした感触の部分に指が当たった。

 なんでここだけ、ザラザラしているんだ?

 今までと違う感覚に、俺はそこを重点的に擦ってみる。

 それによって――。

「だ、だめ……! そこ、だめです……!」

 シャルはまた、慌て始めた。

 この場合の駄目とは、いったいどっちなんだろう……?

「痛かった……?」

 一応、手を止めて痛みがあったかどうか尋ねてみる。

 痛いのであれば、当然すぐやめるからだ。

「いえ、そこはその……女の子が、特別弱いところなので……」

 どうやら、敏感だから駄目らしい。

 でも、どうしてシャルにはそれがわかるんだろう?

 俺みたいに触ってわかるならまだしも、触られただけで違いがわかるのだろうか?

 刺激が強すぎるから――というのはわかるが、それはシャルだけかもしれないのに。

 その疑問は、シャルのとある自白によって答えがわかった。

「――刺激が、ひぅっ……強すぎる……。なんで……んっ……あーくんだと……んんっ……こんなに、気持ちいいの……? 自分でしたら……あんっ……ここまでじゃないのに……」

 シャルが駄目だといった、ザラザラとした部分を擦ったり、トントンと優しめに叩いてみたりしている時だった。

 彼女が、そう独り言をつぶやいたのは。

「……シャル、自分でしてるの?」

「えっ!?

 思わず尋ねてしまうと、シャルが驚いたように振り返ってきた。

「私、何か言ってましたか……!?

 どうやら、呟いた自覚はなかったらしい。

 刺激を我慢するのでいっぱいいっぱいになってて、思考能力が低下していたんだろうか?

「自分でしたら、ここまでじゃないのに……って言ってた気が……?」

っ!」

 やっぱり言っていたんだろう。

 シャルは両手で顔を押さえて、ブンブンと首を横に振りながらもだえ始めた。

「ちちち、違うんです……! 私、一日に何回もしてしまうほど、エッチな子ではありませんので……!」

 えっ、それってつまり、毎日してるってことじゃないの!?

 言い訳してきた内容が、一日何回するか、ということだったので、思わずそう結論づけてしまう。

 性欲が強いんじゃないかとは思ってたけど、まさかこれほどとは……。

 でも、いったいどのタイミングでしてるんだ……?

 俺は、性行為について勉強する時間を取れずにいたのに……。

 あっ……前に夜遅く目を覚ました時、シャルが布団の中でゴソゴソとしてたけど、あんなふうに俺が寝た後に、コッソリ起きてしてたとか……?

「うぅ……なんで私ばかり、こんなはずかしめを受けるの……?」

 考えごとをしていると、シャルが泣きそうになっていた。

 よほど俺に知られたのがショックだったんだろう。

 シャルばかり辱めを受けるのは、シャルが自ら墓穴を掘るからなんだけど……そんなこと、言えるわけないよな……。

「大丈夫だよ……言ったじゃないか、エッチなシャルを歓迎するって」

 あまりにも可哀かわいそうだったので、俺は優しくシャルを抱きしめ、左手で頭を撫でてあげた。

 さすがに毎日ってのには驚いたけど、そういう子も普通にいるだろうし、責めることでもないと思う。

 誰彼構わず――という子でもないのだから、俺にだけその気持ちが向くのであれば、言葉にしている通り大歓迎だ。

「あーくん……では、キスしてください……」

 抱きしめて頭を撫でたのがよかったのか、シャルは落ち着いてキスをおねだりしてきた。

 その要望に応え、息が切れるまでお互いの舌を絡める。

 そして、口を離すと――。

「お願いです……。もう焦らされすぎて、我慢できないんです……。思いっきり、してください……」

 シャルは布団に寝転がり、またを開いておねだりをしてきた。

 シャルが一番乱れたのはお風呂場の時なので、まだそこまでの刺激を与えられていないんだろう。

「思いっきりしていいの……?」

「はい……お風呂場のことは、初めてイクのが、シャワーは嫌だっただけなので……」

 そういえば、初めてなのにこれはやだ、みたいなことを言ってたな……。

 そういうことなら、こちらもえんりよはしない。

 とはいえ、本気でやると痛い可能性があるので、激しすぎないように注意しながら先程のザラザラとした部分を擦る。

 すると、散々焦らしていたおかげか――。

「あああ! ゆび、はげしい……! 私の……くぅん……気持ちいいところ、あうっ擦っててぇ……!」

 シャルは激しく体をらせ。

「い、いっちゃう……! これ、すぐいっちゃいます……! あぁあああいくいくいくいく!」

 わいな言葉を叫びながら。

「いっちゃぅうううううううう!」

 すぐに昇天してしまった。

 普段おしとやかでせいな彼女が、決して見せなかった姿だ。

 清楚だった彼女のこんな乱れた姿を見て、男が興奮しないはずがない。

「はぁ……はぁ……」

 汗だくになりながらシャルは、放心したように布団にあおけで転がっている。

 もっと乱れる姿が見たい。

 そう思って指を動かすと――。

「ま、待ってください……! いった直後は敏感なので、動かしちゃだめです……!」

 よほど刺激が強かったのか、シャルは我に返り、慌てて止めてきた。

 先程の乱れる姿の後に、ここまで必死になられると、あえて動かしたくなる気持ちは出てくるのだけど――お風呂場でのことがあるので、今日だけは素直にやめておこう。

 まだ、終わりではないのだし。

「気持ちよかった?」

 俺は指を抜いて、シャルの顔をのぞき込む。

 すると、シャルは布団を手に取り、顔を口元まで隠しながらジト目を向けてきた。

「そういうのも、聞いたらだめです……。あーくん、わかってていじわるで、聞いていますよね……?」

「えっ……彼女の口から、ちゃんと聞きたかっただけなんだけど……」

「うぅ……気持ち、よかったです……。そうじゃないと、あんなふうになりません……」

 俺が聞きたいと言ったからか、シャルは恥ずかしそうにふてぶてしい態度を取りながらも、素直に教えてくれた。

 普段のおしとやかなシャルも大好きだけど、こんなふうにねて子供っぽくなるシャルもすごくかわいい。

 本当に、シャルと付き合えて幸せだ。

「少しきゆうけいしようか?」

 俺は元気だけど、シャルは風呂場からのことで疲れきっているように見える。

 まだまだ時間はあるのだし、焦らずにゆっくり休ませたほうがいいだろう。

 そう思ったのだけど――。

「私は大丈夫なので、来てください……」

 シャルは、このままやりたいようだ。

「ありがとう。それじゃあ――」

 俺はそこまで口にして、ふと嫌な考えが頭をよぎり、固まってしまう。

 これから、シャルと一つになるわけだけど――俺、ゴム買ってない……。

 今日のことで頭がいっぱいすぎて、かんじんなゴムの存在を忘れていたのだ。

 えっ、噓だろ……?

 ここまで来て、お預けを喰らうのか……?

 こんなの、シャルに幻滅されるレベルだろ……?

「……あーくん、ゴム用意してなかったんですね……?」

 俺がダラダラ汗をかいていると、シャルは敏感に察知したらしい。

 こういう時、勘がいい彼女はやつかいだ。

「いや、えっと……ごめん!!

 俺は全力で頭を下げる。

 まさか、こんなミスをするなんて思いもしなかった。

 本当にやってしまった、どうしよう……!

 しかし――シャルは怒るどころか、クスクスと笑みをこぼした。

「えっ……?」

「あっ、ごめんなさい……。あーくんでもこういうミスをされるんだなって思うと、ついおかしくなってしまって……。今まであーくんは、すきがないかんぺきな御方って感じだったので、少し嬉しいです」

 どうして、逆に喜ばれているんだろう……?

 シャルの気持ちが、全然わからない……。

「安心してください、私が持っていますので……」

 シャルはそう言うと、バスタオルで体を隠しながら、リビングへと向かった。

 そして戻ってくると、手には本当にゴムが入った箱を持っており――

「なんで持ってるの!?

 ――思わず、ツッコんでしまった。

「その……ちょっと前に買っていまして……隠してました……」

 どうやら、リビングのどこかに隠していたようだ。

 前から準備しているなんて……本当に、こういうことでシャルにはかなわない。

「よかった……ありがとう」

 俺はお礼を言って、シャルからゴムを受け取ろうとする。

 だけど――シャルは、ヒョイッと手を引っ込めてしまった。

「えっと……?」

 意図がわからず、俺は首をかしげてしまう。

「本当に、こちらを着けちゃいますか?」

 シャルは楽しそうに小悪魔のような笑みを浮かべながら、小首を傾げて聞いてくる。

「それって、つまり……?」

「私は初めてなので……思い出のためにも、なしで構いませんよ……?」

 どうやらシャルは、俺にゴムを着けてほしくないようだ。

 まさか、女の子側からこんなことを言ってくるとは思わなかった。

「間違いが起こると、子供ができちゃうよ……?」

「あーくんとの子供は、今すぐにでもほしいです……。ただ……他の方には、迷惑をかけられませんよね……」

 シャルはそう言うと、寂しそうに笑った。

 もし子供ができた場合、ソフィアさんや花音さんたちに迷惑をかけるし、信用を裏切ったことになるだろう。

 そんなことは、絶対にあってはならない。

 シャルもわかってて聞いてきているのだ。

「嬉しい提案だけど、ごめん。それはうなずけないや」

「ふふ……わかっていました、あーくんならそうお答えになると。私こそごめんなさい、いじわるな質問をしてしまって」

 シャルの気持ちがわからないわけじゃない。

 俺だって初めてなのだから、より思い出になるほうがいいし、初めてがナマでやれるなんて最高だろう。

 でも、線引きはきちんとしなければいけない。

 万が一が起きた時、俺はまだ責任を取れる立場じゃないのだから。

「シャルの気持ちは本当に嬉しかったから……ありがとう」

「そう言って頂けただけで、私も嬉しいです。その……ナマでなくてかまいませんので、私に着けさせてくださいますか……?」

 これも思い出の一つにしたいんだろう。

 シャルは上目遣いでお願いしてきた。

「うん、もちろんだよ。ありがとう」

「あっ……はい!」

 俺が頷くと、シャルは嬉しそうにゴムが入った袋を開ける。

 そして、ていねいに俺の陰部へと着けてきた。

 ゴムって、かなりきついんだな……。

「緊張します……」

 布団に背をつけて寝転がったシャルは、またを開きながらギュッと胸の前で手を握りしめていた。

 初めては痛いと聞くし、怖いのだろう。

「覚悟が決まるまで、待つよ?」

 この場合、男性側は気持ちがいいだけで、痛いのは女性側だけらしい。

 となれば、シャルのタイミングでいってあげるべきだろう。

「いえ、いつでも大丈夫です……。覚悟は、とっくに決めていましたので……」

 どうやら、余計なお世話だったらしい。

「そっか、それじゃあいくね」

 俺はシャルの両手に、それぞれの手の指を絡ませ、布団に押し付けるようにしながら恋人つなぎをする。

 胸を隠すものがなくなってシャルは恥ずかしそうに目をらすけど、俺はそんなかわいい彼女の顔を見下ろしながら、ゆっくりと自分の陰部を彼女の秘部へと押し付ける。

「――いたっ……!」

 少し入ると、シャルは顔を歪めてしまう。

「やめる……?」

「い、いえ、大丈夫です……。そのまま、来てください……」

 明らかに無理をしているけど、ここで彼女の覚悟をないがしろにはできない。

 そのまま少し進めると、引っかかりがあった。

 これがうわさに聞く、処女膜だろう。

 当たっている感覚的に、ちつ全体をふさいでいるわけではないようだ。

「ゆっくりいくほうが痛いと思うから、一突きで思いっきりいくね?」

「はい、お願いします……」

 シャルが頷いたのを確認し、俺は思いっきり貫くように腰を押し込んだ。

っ」

 凄く痛かったんだろう。

 シャルは声を押し殺しながらも、悲鳴に近い声をあげた。

 膣からは鮮血が出てきており、痛さを物語っている。

 その反対に、俺には猛烈な快感が押し寄せてきていたので、シャルに申し訳なくなってしまった。

「ごめん、痛かったよね……?」

 シャルの目からは涙が流れていたので、優しく指で拭き取ってあげた。

 すると、シャルはニコッと優しい笑みを浮かべる。

「痛いですが……それ以上に、幸せです……。大好きな方に、初めてをもらって頂けたのですから……」

 本当に、この子は……。

 俺の彼女は、性欲が強くてかなりエッチな子かもしれないが、それ以上にかわいくておしとやかで、とても優しい素敵な女の子なのだ。

 どれだけ嫌でつらい目におうとも、俺はこの子の傍に一生いるだろう。

 そして、この素敵な笑顔を、一生守っていきたい。

「あーくん……キス、してくださいますか……?」

「もちろんだよ」

 俺はすぐ動くようなことはせず、シャルの痛みがやわらぐまで彼女とキスをするのだった。