プロローグ
俺とシャルは、食事や風呂を済ませ、ソファにくっついて座っていた。
エマちゃんは、ソフィアさんがホテルに連れていったので、ここにはいない。
正直、
おかげで、
「それでは、寝ますか……?」
シャルは、
何かを期待している――ように、見えてしまった。
「うん、布団に行こう」
手を
布団は既に敷いているので、寝室に向かうと――。
「結婚、はしていませんが……婚約者になりましたので、新婚初夜なのでしょうか……?」
シャルが、とんでもない爆弾を放り込んできた。
いや、もうその言い方って……。
俺はバクバクと激しく鼓動する胸を手で押さえながら、気をしっかりと持つ。
このままいつものように流されるわけにはいかない。
もうすぐクリスマスで、シャルの誕生日なんだ。
一生の思い出になるように、ちゃんとそこでしたい。
「新婚じゃないから、違うね……」
すると――。
「…………」
シャルは、シュンと落ち込んでしまった。
それだけではなく、ニギニギと手を握ってきたり、サスサスと俺の手を擦ってきたりと、無言のアピールをしてくる。