あとがき
最近、日本の夏の悪評をよく耳にしますが──。
イメージ的にはそう悪いものではないんですよ。
青い空に白い雲。かき氷の
氷を浮かべた
そんなイメージが日本の夏だと思うのです……が!
実際は連日三十度超えの
こうしてあとがきを書いている間もたまらずリモコンに手が伸びてしまいました。気温はともかく、この湿度だけはいかんともしがたいです。
おのれ湿度……!! 湿度よ、去れッ!!(除湿スイッチオン)
魔法は使えない常人ゆえ、これからも文明の利器で対抗していきたいと思います。
さて、このわた2巻、いかがだったでしょうか?
今回は
ドアをドカンと吹き飛ばしたり、チェーンソーをブンブン振り回したり、挙句の果てには実母を殺しにかかったりしていましたが……。
最後のは不発に終わったので、十分ドタバタの
いや、それにしてもいいキャラに仕上がったと思います。姉に対しては子猫のような甘えんぼで、しかしその本質は武将のように
029先生のキャラデザもそれを引き立てていましたね。得物であるチェーンソーロッドも秀逸なデザインで、これを持って踊るルウナが目に浮かぶようです。
現実世界には「一瞬で木を切る林業重機」なるものが存在しますが、それをハンディサイズで振り回しているようなものです。恐ろしい木の魔物もなんのその、古戦場の亡者が相手でも片っ端から真っ二つにしていくことが可能です。
そんなものを渡して本当に良かったのでしょうか……?
一抹の不安が頭をよぎりますが、ここは戦姫の常識というものを信じましょう。
第二皇女の常識を……常識……あったかな……?
あるはずなので、信じてあげてください。
今回、ルウナの他には休暇のエピソードも印象深かったですね。
高原地帯にある温泉街での休暇……あの環境は自分にとっても望ましい、ある種の理想郷を舞台として描いてみました。
まず立地。標高が上がると分かりやすく気温が下がりますからね。夏場に登山に行った際、あまりの涼しさに「もうここに住む!」という気分になったものです。
それに温泉。温泉はどこにあってもいいものですが、山間にあるものはやはり別格、温泉本来の良さを味わえるような気がします。
牧場が近くにあるのもいいですね。搾りたての牛乳、それを使った風味豊かな乳製品の数々に、きっとアウローラも大いに舌鼓を打ったことでしょう。
優秀な避暑地でもあるペルフェスの山、こんな場所に私も行きたい!
いや、もう、本当に……行きたいですね……(切実)
しっかり動いて、ゆっくり湯に
色々落ち着いたら、また登山湯治計画でも練ってみましょうか。それが実現するかはまた別問題になりますけどね……!!
最後になりましたが、今回も関係者の方への謝辞を。
まずは担当編集Kさん。おかげさまで2巻も形になりました。Kさんの尽力がなければこうしてあとがきを書くこともなかっただろうと思います。担当編集としての真摯な仕事ぶりに、重ね重ね、厚くお礼を申し上げます。
それにイラストレーターの029さん。ルウナのキャラデザはもちろんのこと、チェーンソーロッドのデザインもまた素晴らしいものでした。イメージ以上とも言える出来栄えには、やはり感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました!
他、装丁や製本、校正等、この本に関わったすべての方へ。それに何より、この本を手に取ってくれたあなたへ。ありがとうございました。このわた2巻も楽しんでいただけたのなら幸いです。
それでは、またの機会にお会いしましょう。ではでは。
気がつけば毛玉