心配になって羽織さんの顔を覗き込もうとすると、羽織さんは顔をらした。

「申し訳ありません……さすがに、恥ずかしいです……」

 僅かに覗いた横顔は、で上がったみたいに真っ赤だった。

 それを見た僕も恥ずかしさを自覚して体中が熱くなる。

「えっと……その」

 だけどそれでも僕は羽織さんに向き直り。

「明後日の撮影までに、必ず羽織さんの胸に合ったビスチェを作ってみせる」

 もはや揺るぎようのない覚悟を、誓いのように口にした。

「だから、待っていて欲しい」

「はい……」

 胸元を隠すように腕で覆ったまま振り返った羽織さん。

 頰を赤く染めながら微笑ほほえむその表情には、すでに涙のあとはなかった。