あとがき



「一巻の終わり方は、そこで物語が終われるようにして下さい」

 自分が初めてラノベを出版するに当たって言われたこの一言に、今のライトノベル業界の厳しさが集約されてるなぁと思いました。

 そんな中でわたくしゆきひとの処女作『隣のクーデレラ』は三巻を刊行させていただけましたこと、本っっっっっ当に超ありがとうございます!!!

 そんな厳しい現実の中ながら、一年という時間と三巻という物量をかけてようやくタイトル回収までぎつけることが出来ました。

『じっくりコトコトと素材を煮込んで、味をみにさせた恋愛物語を書きたい』などと、この時勢に聞き分けのないワガママをゴリ押させてもらいましたが、それでもしっかりと自分が納得する形まで書き切れたということは本当に作者みように尽きるの一言以外ありません。

 おみとユイが出会い、信頼を置き合って、心の距離が縮まって。

 お互いに影響し合うことでお互いが成長をして、新たな自分を知って、また新しい一歩を踏み出してさらに新しい関係を構築していく。

 さらに余計な味付けも難しい調理法も使わず、ただシンプルにぐに二人が出会って幸せになるだけの物語ではありますが、この作品でやりたかったことをブレずに最後まで貫くことが出来たのは、誰よりも今このあとがきを読んで下さっているあなた様方のお陰様です。

 処女作という人生に一度しかない機会を、こんな風に自分が納得出来る形で最後まで書き切らせて頂けたことを心の底から謝辞をお送りします。

 本当にありがとうございましたあぁああぁぁ!!!

 ……まぁ、読み返す度に自分にパンチしたくなる拙い技術は置いといて。


 なので今作の企画・執筆開始時に描いていた超遠いゴールには何とか到着出来たわけですが、著者の自分もまったくの予想外なことにコミカライズまで決定いたしました!

 まぁ今巻の帯にデカデカと書かれている(らしい)ので、ここで改めてお話するのもネタバレ感がはなはだしくはありますけれども。

 ありがたいありがたい一巻の重版に引き続きまして、これこそ本当に私の力など関係なく、一巻から手に取って応援して下さる皆様のお陰様以外の何者でもありません。

 改めまして言葉にならないほど超ありがとうございます!!!

 で、それに当たって二巻と三巻続けて初出情報のあらすじを間違えるという失態を犯して頂きました編集サイドから、

「確かに三巻で内容のきりは良い所ですけど、コミカライズまでするんですから、よっぽどのことがない限りは……分かりますよね?」

 と、大人らしく行間を察しろよ、という感じのありがたいお言葉を頂きましたので、「はっ! 了解であります!」と敬礼で答えておきました(仲良し)。

 つまり、これを読んで下さっている皆様も行間を読んで応援して下さるとこの先の未来が開ける可能性があるような感じのようです。

 現時点ではそんな感じにふわっとしかお伝え出来ませんが、そんな未来の可能性を仄めかして頂けるのも応援して下さる方々あってのお話で、本当にありがとうございます!

 お礼ばっかりのあとがきですけども、こんなところだからこそ自分の言葉として読者様方に直接伝えられることがあると思いますのでご容赦下さいませ。

 そんな未来(仮)の話にはなりますが、次は晴れて恋人になったからこその二人の変化と成長、それと特盛りのメガいちゃいちゃを描けたらなぁと思います。

 無事にタイトル回収を終えたからと言って物語のコンセプトを変えるつもりはありませんので、さらにじっくりと素材を煮込んで味をみ込ませた料理を提供出来ればなと。


 そして『隣のクーデレラ』の出版を支えて下さった皆様にいつもの謝辞を。

 今回の表紙も、イラストにするのは超大変だろうなぁと思いつつれいな要素をとにかく詰め込みましたが、自分がイメージしていた以上のえのイラストを描き切って下さったかがちさく先生。いつも自分の細かい指定を嫌な顔せずに修正にもお付き合い下さってありがとうございます。

 仕事の連絡チャットの文字上からでもにじみ出て来るような苦い反応をしながらも、脱稿ギリギリまで文章の修正をさせて下さる担当編集の平和さん。

 コミカライズやキャンペーンなどの販促でものすごく尽力をして下さったKさん。

 そしてツイッターやブログ等で感想を書いて『隣のクーデレラ』を広めて下さる皆様と、本作を買い支えて下さっている今この謝辞を読んでいる目の前の読者の皆様。

 そのどこが欠けても自分と『隣のクーデレラ』はここまで辿たどくことが出来ませんでした。

 何度も申し上げて恐縮ですが、ごとだと思わずこの謝辞を受け止めて下さると幸いです。

 改めまして超ありがとうございました。

 次にまたあとがきでお会い出来るかはまだ分かりませんが、速報はゆきひとのツイッターにて出していきますので、よろしければフォローしてやって下さいませ。

 そして一巻、二巻とあとがきに誤字があり読者様からツッコみを頂きましたので、今巻こそは誤字がないよう祈っています(えて見直し無し)。

 以上、ゆきひとでした。