「アァァァァァアァアアアァア!!!!!!!!!!!」

「ライン! 待て!」

 それを見て今まで俺をたしなめていたラインが破れかぶれの突撃を敢行する。

「クソッタレ!」

 それに続き俺も突っ込むが──

「まぁ、はい……それなりに楽しかったですよ?」

 奴にそう微笑みながら喉を貫かれて、HPが全損する。リスポーンする前のせつのその微笑みに、悔しいがれてしまった……。

 奴の微笑みを最後に視界は一時暗転し、再び目を開けた時には神殿で、そこにはお通夜のような雰囲気のパーティーメンバーが居た……やっぱり俺は断じて奴に見惚れてなんかいねぇ! 認めるもんか!

 次はない! 今度会ったら絶対に勝ってやる! 俺は誓いを新たに落ち込むパーティーメンバーに反省会を提案するのだった──


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《レベルが上がりました》

《スキルポイントを獲得しました》

《カルマ値が下降しました》

《新しく暗視スキルを獲得しました》

《新しく隠密スキルを獲得しました》

《新しく消音行動スキルを獲得しました》

《新しく気配察知スキルを獲得しました》

《新しく危険感知スキルを獲得しました》

《新しく聞き耳スキルを獲得しました》

《既存のスキルのレベルが上がりました》


 戦いが終わってレベルも上がり、暗視スキルを含む新しいスキルも獲得しました、良い事ですね。

「ふぅ……狭い通路内で囲まれても戦えるか試してみましたが、大丈夫でしたね。特に麻布さんが早速活躍してくれましたね、花丸をあげちゃいます」

『……!(バッサバッサ!)』

「ふふっ、喜んでいるのですか? それは良かったです」

 実際、最後の方の矢は麻布さんが居なければ反応が遅れてノーダメとはいかなかったでしょうね。しかしながらモンスター達の魔術も使いませんでしたし上々の結果ではないでしょうか?

「なにも問題ない事がわかりましたし、目当てのモンスターをテイムしつつこのエリアの攻略を目指しますよ!」

『──!』

『ヴゥ!』

『……! (バッサバッサ!)』

 ふふ、なんだか可愛く思えてきちゃいました。この調子でドンドン行きましょう。


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 探索を続けているとなにやら隠し部屋を発見です。ふーむ、鍵が内から掛かっているようですが、解錠スキルは持っていませんし。どうするか……取得してしまいましょうか?

『ヴゥウー』

「おや? どうしました影山さん?」

 影山さんは一度私の影から出て、そのまま隠し部屋へ続く扉の隙間から中へ入り込み、少し経つと内から『ガチャッ』と音が聞こえてきました……いいんですか、それで? いいんでしょうね……。

「ありがとう存じます、影山さん」

『ヴッ!』

 そのまま私の影に戻ってきた影山さんにお礼を言い隠し部屋に入っていきます。中はそんなに広くなく少しばかり豪華な宝箱が一つ置いてあるだけでした。

「怪しいですね……」

 見るからに罠ですが、確かめない事には進みませんし開けてみましょう……。

「さてさて、鬼が出るか蛇が出るか……」

 そっと宝箱に手を伸ばし開けようとした時でした。いきなり宝箱が動きこちらに噛み付いてきました。

「っ! 危ないですね……」

 すぐさまバックステップで距離を取り、頭上のポップを見る限りモンスターですね。


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種族:ミミック Lv.13

状態:普通

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 ミミックですか。お目当てのモンスターではないですが、これをテイムしても一枠余るのでついでにテイムしてみましょうか。

「という事で、あなたには痛い目を見て貰いましょう」

 少しレベルも高めですし山田さん達の訓練がてらサンドバッグになって貰いましょう──


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「今日からあなたの名前はさんです」

『がぁっ?!

「ちなみに拒否権はありませんのであしからず」

『がぁ……』

 さてテイムした三田さんのステータスを確認しておきましょう。


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名前:三田さん

種族:ミミック Lv.13

状態:普通

たいLv.3』『暗視Lv.3』『隠蔽Lv.2』『宝物憑依Lv.4』『光魔術Lv.4』『幻影魔術Lv.2』『魔術強化Lv.2』『精神状態異常無効Lv.


称号欄

レーナの従魔:レーナの従魔となった証。主人から受けるバフの効果が上昇《小》

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 ほうほうこちらも中々……おや? 擬態はわかりますが『宝物憑依』? これは嬉しい誤算ですが、なにか宝物っぽいのありましたかね……?

 そういえば神殿の司教様からきがけのちんとして貰った高そうなネックレスがあったはずですが……。

「これではダメでしょうか?」

『がっ!』

 無事に憑依しましたね。そのまま首に掛けてアクセサリー枠として装備します。

 ……ってこのネックレスなにに追加効果が高いですね、さすが司教様です。死んでも民に施しをする聖職者のかがみですね。

「さて、あと残るは一体だけですね」

 最後の一体はレアポップなので少し時間掛かりそうですね。まぁ先に攻略して後から探してもいい訳ですし気楽に行きましょう。


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種族:リビングアーマー Lv.17

状態:普通

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 あと少しでそろそろボスかな? ってところで最後のモンスターのお出ましです。レベルも高く人型なので、今までの四体と同じようにはいかないでしょう。

「こちらから行きましょう」

 相手が動かないのをいい事に、そのまま姿勢を低くして突っ込み、腰の部分にタックルをかまして引き倒します。

 そのまま肘裏、膝裏の隙間に短剣を突っ込み解体します。ダルマにしたところで、柄で滅多打ちです。影山さんに影から押さえて貰い、麻布さんの風魔術でバランスを取りづらくし滅多打ちです。

『──ィイ! ィィイ!』

 ……? なに言ってるのかわかりませんね? とりあえず《テイム》を発動してみますが……失敗してくれやがりましたね?

 リビングアーマーをロープでグルグル巻きにして吊るし、松明であぶります。殴りながら炙ります。そのまま三分くらい待ちましょうかね?


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『──ィイ! ──イィイ!』

 とりあえず三分経ったので再度発動します……今度はテイム出来ましたね、良かったです。失敗していたらそのままボス部屋まで松明を中に入れて内側から炙りながら引き摺り回してるところでしたよ。

『……』

 なにやらおぞましいものでも見たかのような視線を感じますが無視です。それよりステータス確認です。


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名前:未定

種族:リビングアーマー Lv.17

状態:普通

『歩行Lv.3』『暗視Lv.3』『剣術Lv.2』『防具憑依Lv.4』『筋力強化Lv.4』『耐久強化Lv.2』『防御力強化Lv.2』『精神状態異常無効Lv.


称号欄

レーナの従魔:レーナの従魔となった証。主人から受けるバフの効果が上昇《小》

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 中々に強いですね、満足です。では恒例の名付けですが……。

「あなたの名前は今日から井上いのうえさんです」

『……イィ』

 なにやら悲しい声色で鳴かれました。なぜでしょう?

「まぁいいです。それよりもこのけいがいに憑依してくれますか?」

『ィイ!』

 無事に憑依完了です。当初の予想よりも良い結果ですね、重畳ちょうじょうです。このままボス部屋まで突撃しましょう。

「では途中の雑魚ざこで連携の確認とあなた達のレベル上げをしながらボス部屋を目指しますよ!」

 一斉にそれぞれの表現方法で返事をしてくれました。本人達のやる気もあるようで良かったです。このまま攻略を続けましょう。


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 さて、そんなこんなで恐らくボス部屋前です。ここまで長かったです。

 散々道に迷い、時にモンスターと、時に他プレイヤーと遭遇戦……宝箱は中身がしょっぱいかミミックで本当に時間が掛かりました……。

 ボス戦が終わったらいったんログアウトですかね? このカルマ値で宿が取れるでしょうか? 偽装スキルでどうにかなりませんかね?

 一応こういう事を見越して《交友》スキルは取ってますし、従魔達と積極的にコミュニケーションを取ってレベルも上げておきましたから、なんとかなるといいのですが……。

「さて、皆さん、次はボスですが準備はよろしいですか?」

『──!』

『ヴゥ!』

『……! (バッサバッサ!)』

『がァ!』

『イィ!』

 大丈夫そうですね。私もボスに挑む前にステータスの最終確認でもしますか。


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名前:レーナ 性別:女

種族:人間 Lv.29

状態:憑依《影山さん》

カルマ値:134《悪》

クラス:暗殺者 セカンドクラス:テイマー

SP:65


スキル欄

『短剣術Lv.19』『投擲Lv.17』『歩行Lv.21』『軽業Lv.16』『調薬Lv.1』『不意打ちLv.21』『テイムLv.13』『偽装Lv.11』『看破Lv.12』『交友Lv.9』『窃盗Lv.9』『跳躍Lv.7』『回避Lv.14』『体術Lv.21』『暗殺術Lv.13』『致命の一撃Lv.10』『フェイントLv.8』『逃走Lv.9』『変声Lv.7』『変装Lv.4』『曲芸Lv.3』『鼓舞Lv.12』『統率Lv.14』『指揮Lv.11』『物理耐性Lv.4』『魔術耐性Lv.2』『身体状態異常耐性Lv.1』『精神状態異常耐性Lv.1』『暗視Lv.4』『隠密Lv.5』『消音行動Lv.7』『気配察知Lv.5』『危険感知Lv.7』『聞き耳Lv.3』


称号欄

ジャイアントキリング:自身よりレベルが20以上の格上を倒した者の証。格上と戦闘時与ダメージ上昇《微小》被ダメージ減少《微小》

初めての人殺し:この世界で初めて人を殺した者の証。人類種に対する与ダメージ上昇《微小》

大胆不敵:普通は躊躇する事を実行した者の証。恐怖耐性上昇《微小》魅了耐性上昇《微小》混乱耐性上昇《微小》

虐殺者:短時間で大多数の殺人を成した者の証。一度に敵対する相手が多いほどAGIに上昇補正《最大150%》人類種限定

外道:人道に外れた行いをした者の証。カルマ値が上がりづらくなり下がりやすくなる

略奪者:一定以上の人数から一定回数以上の略奪行為をした者の証。略奪系スキルの成功率上昇《微小》

犯罪者:街の中で法を犯した者の証。正規の手段で街に入れなくなる

神敵:秩序の陣営に宣戦布告またはそれに類する行いをした者の証

カルマ値《善》の敵への与ダメージ上昇《小》カルマ値《善》の敵からの被ダメージ上昇《小》

指名手配・始まりの街:始まりの街にて指名手配された者の証。現在の賞金額2500万G

指名手配・神殿:神殿から指名手配された者の証。現在の賞金額1500万G


装備

武器:普通の短剣《憑依・山田さん》

体:みかわしの服

鎧:鉄の軽鎧《憑依・井上さん》

腕:黒いグローブ

下半身:草原狼の革レギンス

靴:盗賊のブーツ

アクセサリー

・普通の外套《憑依・麻布さん》

・至高神のロザリオ《憑依・三田さん》

・力の指輪


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 井上さんを憑依させている軽鎧以外にもドロップした装備品がありましたので装備しました。これからボス戦なのに憑依もさせてない初期装備では少し不安でしたからね。

 しかしやはりあれだけキルして装備品はこれだけしかドロップしませんでした、確率が低いのでしょうかね?

 これから街の施設を利用しづらくなる事を考えれば少し不安ですが……まぁ、その時は殺すか脅すかして奪えばいいでしょう。それよりも今はボスです。

「行きますか……」

 私はそのまま目の前の重厚な扉を開いて進みます──


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 扉の先の空間は思っていた以上に広く天井も高いです。それに見える範囲の壁一面にひつぎが収納されていますね。地下墳墓の名前の通りという訳ですか。

「おや?」

 部屋の中央になにか居ますね? アレがボスでしょうか? 微妙に皮膚や肉の張り付いた骸骨がボロボロの黒い外套をり、手には禍々まがまがしい長剣が一本です──動き始めましたね、戦闘態勢に入ります。


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BOSSエネミー

種族:悠久の墓守 Lv.25

状態:呪い

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 ……レベル高いですね? こっちは従魔が居るといっても実質ソロです。苦戦は覚悟しておいた方がいいでしょうね……街からポーションを略奪してきてて良かったですね(しみじみ)。

「皆さん行きますよ!」

『『!!』』

 そのままボス目掛けて突っ込みます。当然相手も手にしている長剣で迎え撃ちますが、それをさらに姿勢を低くして避け首を狙います──

「グゥっ!」

 ──首を逸らして回避されると共に、お腹に膝を入れられましたね、不覚です。

 蹴られた勢いを利用して後方へ退きつつ要らない物を投擲しますが……まぁ、弾かれますよね。

「女の子のお腹を蹴るなんて……」

 ──絶対に分解バラす!!!

 再度至近距離まで接近し右手に持った短剣を左の脇下から切り上げる。さかに持ち替えられた長剣で防がれるがそれを軸に半回転し、相手の側面に回り込み膝裏に蹴りを入れる。

「フッ!」

『──』

 カクンッ!

 膝を前に出す形で後ろに倒れ込んだ相手の首を狙う──が、身体をひねりそのままこちらを股下から斬り上げてくる。

 それを右脚を軸に回って避け、そのまま勢いを殺す事なく回転斬りをするが、転がりながら避けられる。

 ──廻って、廻って、廻って、廻る。

 常に立ち位置が入れ替わり、互いの剣閃を紙一重で躱しながら刃を振るう。

 もうどの方角が部屋に入ってきた場所かなんてわからない。右も左もなく互いに回り続け、致命の一撃を放ち合う。

 迫る長剣を姿勢を低くして避け、滑り回りながら相手の脇下へ短剣を突き込む。それをイナバウアーで躱した相手が武器を反対の手に持ち替えて振り下ろす──それに短剣の刃を当て、タイミングを合わせて傾ける事で滑らせる。そのまま鉄同士の火花を散らしながら超至近距離まで移動し、相手の顎を掴み床に叩き付ける──直前で手を床に着き宙返りの要領でしのがれるが、その直前に顔面に蹴りを入れると共に三田さんの光魔術の《こうきゅう》がさくれつする。

 思った通りに弱点属性みたいですね。ようやく有効打を与えられましたよ。私が魔術を使うとはこのAIは思わなかったみたいですね。

『……』

 警戒し距離を取る相手の背後に向けて風魔術を放つように麻布さんにお願いします。

 とつじょとして後ろから麻布さんの《とっぷう》にて押し出された相手が吹っ飛んできます。そのままこちらからも突っ込み正面衝突を敢行します。

 背中からくの字に曲がった相手の腰を三田さんの光魔術と同時に斬りつけて切断します。

 そのまま地面に倒れた上半身に向かって、短剣を振り下ろし腕を跳ね飛ばします。

「ここまですれば大丈夫ですかね?」

 カタカタっ!

 おや? 切り離した下半身と両腕が動いてますね? まさか既に死んでるアンデッドだからでしょうか? まぁいいです。そう来るのなら当初の予定通りに分解バラすだけです。

 ずはこちらによろよろと近づいてきている下半身を掴み地面に叩き付けます。ある程度動かなくなったところで関節という関節を外してバラバラにします。骨一本ではさすがに動けないでしょう。

 その目論見もくろみ通りに下半身は完全に沈黙しました。残った上半身でも両腕に同じ処置をします。

「さて、覚悟は出来てますか?」

『……』

 ……だんまりですか、喋れないだけかも知れませんけど。

 とりあえず背骨から一本ずつ骨を外していきます。へぇ? ここまで小さい骨もあるんですねぇ……興味深いです。真面目に人体について勉強してみましょうか? どうやったら壊れるかはなんとなくわかるんですが、理論的には知りません。専攻でもありませんでしたし。

 って、気が付いたらすごい勢いでボスのHPが減り続けています。もしかして部位破壊とかそんな判定でも入っているのでしょうか?

 だとしたらどこまで持ちますかね?

「頑張って耐えてくださいね?」

『──! ──っ!』

 やっとそれらしい反応がありましたがすみません……楽しくてそれどころじゃありません。

「もしかしてこれはせきずいというかずいえきが通る場所ですかね? 肋骨は六本じゃなかったんですねぇ」

 観察しながら解体を続けていきますが途中で消えて無くなります。


《ワールドアナウンス:パーティー名レーナと下僕達が始まりの街・地下墳墓を初攻略しました》

《ワールドアナウンス:これより始まりの街・地下墳墓のボスが弱体化されます》

《初踏破特典としてSP10獲得しました》

《ボスの初撃破報酬として闇色のマントを獲得しました》

《レベルが上がりました》

《スキルポイントを獲得しました》

《新しく見切りスキルを獲得しました》

《新しく受け流しスキルを獲得しました》

《新しく解体スキルを獲得しました》

《既存のスキルのレベルが上がりました》

《称号:無慈悲を獲得しました》

《称号:始まりの街・地下墳墓攻略者を獲得しました》


 ……どうやらボスが死んでしまったようです。まだ遊びたかったのですが残念ですね……えぇ本当に。

 しかしながらこのエリアの初攻略をゲットしたので良いでしょう。部屋の中央に出てきた魔法陣は外まで転移させてくれるものでしょう。街に戻って宿を取ったら今日はログアウトですね。初日から濃ゆい時間でした。

「あっと、その前に……」

 偽装スキルなどで一応髪の色などを変えておきましょう。ゲームなのでどんな色の人もいっぱい居ますが念のためです。ついでに麻布さんを普通のマントから闇色のマントへ憑依させ直します。

「これでいいですね、戻りましょうか」

 そのまま転移陣に乗り、街で宿を取ってからログアウトです。