1日5分の情報収集
プレマックの原理で習慣化
「5%社員」の行動を分析すると、習慣化する際には行動をやめない仕組みを考えていることがわかりました。どう始めるかではなく、どう継続させるかを考えて行動しているのです。
その分析で浮かびあがったのが「プレマックの原理」です。
行動主義心理学研究者であるデイヴィッド・プレマック(Devid Premack)が提唱した、特定の行動を強化するための原理が「プレマックの原理」です。
習慣化された行動の前に、新たな行動をセットするとそれを実行しやすくなるという法則です。たとえば、読書嫌いでゲーム好きの人は、「読書が終わったらゲームをする」という条件を自らに課すことによって、読書時間が増えます。
あるいは、仕事だと「職場についてから5分整理整頓したら、仕事のメールをチェックできる」など。
このように、いつもやっていること・やるべきことを新習慣の後に持ってくるのがポイントです。
順番を入れ替えるだけで、読書することに「いつもやっていることができる」というメリットが生じるようになるのです。
インプットとアウトプットの時差を縮める
「5%社員」は、インプットとアウトプットの時間差を縮めようとします。
アウトプットとの時差を縮めるインプット方法とは、まず目的が明確であることです。本を読むにせよ、DVDを視聴するにせよ、人の話を聞くにせよ、すべては「これによって自分は何を得ようしているのか」という目標がクリアになっていることが前提です。アウトプットが決まっていれば、インプットの後にすぐに準備にかかれるでしょう。
次に、「インプットをしたことで、具体的にどんなアクションが取れるようになるか?」という目線を持っていることが大切です。人は変化を求めていきています。できない自分ができる自分になるには、どうしたら良いかを考えています。その変化を獲得するためのインプットをしているか、と自問することが重要です。
効率的なインプット術
「5%社員」は、限られた時間で効率的に情報や知識を取り込もうとします。
そのために、インプットする際に締め切り時間を設定しています。未経験の業界や、知見のないプロジェクトのイシューに対して、入門的な書籍や関連資料のインプットから始め、業界紙や専門書にまで目を通すことで、短期間で雪だるま式に加速度的なインプットをしています。
インプットする時間や作業を日々のルーティンとするために、自分の生活のサイクルにしっかりと組み込んでいます。必要以上にインプットに過度な労力をかけず、インプットした内容をベースに思考して、成果や業績(アウトプット)につなげています。
調査の結果、時に「5%社員」は次のように情報収集していました。
彼らは各種メディアの特性を理解し、情報を集めるのではなく、集まる仕組みを作っていました。
・Googleアラート利用の率が高く、英語も設定していた
・新聞各紙ではなくNewsPicksを読む
・RSSをビジネスチャットで受ける
・専門書だけではなく、洋書も読む
・シンクタンクのレポートを定期チェック
みなさんもぜひ、情報を取りにいくのではなく、情報が自動的に集まる仕組みを作ってみてください。