意見のアウトプット
どのような場所でも自分の意見をアウトプットしていくことで、新たなアイディアが生まれ、それを起点にビジネスが生み出されます。また、意見をアウトプットする人は、周囲から「積極的に考え、意見が言える人」という認識を持たれるでしょう。
どんなに思慮深く、自分の考えを持っていても「アウトプット」がないと、消極的で何も考えていない人だと勘違いされることもあります。
「5%社員」は結果的にいいアイディアや企画を生み出すことが多いのですが、実は、決して「創造力に優れている」というわけではないこともわかりました。
むしろ、自分自身に優れた創造力があるとは思っていないからこそ、何でもいいからアイデアを出すこと、誰かに意見を求めること、人と人をつなぐことに積極的になっているのです。
イノベーションは、既存の要素の「新結合」によって生まれます。
異なる経験を持つ異質なメンバー同士がアイディアを出し合い、それらを組み合わせることでイノベーションは生まれます。そのためには、様々な価値観を持つ人を巻き込むことが重要で、試行錯誤を繰り返す忍耐も必要です。
「5%社員」は、そのことがわかって人脈を広げ、行動実験を繰り返し、必ず振り返って次の行動に活かしています。
さらに言えば、思いついたことを臆せずアウトプットすることに積極的なのも、「5%社員」の特徴です。いいアイデアを出せと言われると意見が出ないかもしれませんが、「なんでもいいからとにかくアイデアを出してみて」と言われると大量の意見が出ることは誰でも経験しているでしょう。
そうした中には本当にくだらないアイデアもあるのですが、その後精査していくと素晴らしいものが含まれています。くだらないことを言う雑談タイムを冒頭2分に設けた企画会議と、何もせずにいきなりアイデア出しをはじめた企画会議を比較してAI分析したところ、前者のほうが発言されたアイデア数が格段に多かったのです。
「5%社員」は、そのことを直感で知っていますから、どんどん企画や思いつきを言語化します。彼らの発言をAI分析してみると、多くのアイデアを口にしていることがわかりました。一般的な社員と比べると、2倍以上のアイデアを出していたのです。
そうして発信したアイデアの中には優れたものがあり、それが誰かの目にとまり、結果的に新たな事業や結果に結びつきます。こうした積み重ねが「5%社員」の成果をよりよいものにしているのです。
学習のアウトプット
同じことを何度学習しても、いざという時に忘れているということは多くあります。
人の脳はコンピュータのように、一度見聞きした情報を確実に定着させることはできません。何度も「アウトプット」する経験を積むことで、徐々に定着して記憶されていくのです。
「5%社員」がメモ好きなのは、これが理由となっています。何度も文字で書き出したり、言葉で言ってみたり、行動する、という「アウトプット」で学習した内容を自分のものにしていっているのです。
良質なアウトプットを常に出し続ける人は、職場や業界で評価され、社内外で市場価値が高まります。自身の名前で仕事ができるようになったり、自分の書籍を出版したり、もしくはYouTuberになって稼いだり……。多方面でアウトプットし続けて、複数の収入源を有する人が増えてきます。
プライベート、仕事、商談、スピーチなど、どこでもアウトプットすることで学びは身につき、クオリティが高まります。本で読んだ知識、ダイエットや美容法、料理など、日常的な「学び」も、どんどんアウトプットしていきましょう。