残ったハニワ──と言っても、新しく出てくるハニワは全て茉莉が潰していたし、最初に出てきた分に関してはほとんど志津香が倒していたので、本当にごくわずかしか残っていなかったのだけれど──を殲滅するのは、かなみ一人でも充分だった。
「まーちゃん! 大丈夫!?」
「う、うん。かすっただけだから……」
「でも、顔だから、傷とか残ったら大変。早く消毒して、塞いでおこ?」
「う、うん」
かくして──
タンクほぼ満杯近くのエネルギーを持ったグラフォトン生命体さえ、茉莉たちは倒してしまったのであった。
ちなみに、あるてみすはあんなに巨大なグラフォトン生命体が現れるとは思わず、熱光学迷彩の範囲設定に失敗していた。すぐに範囲を設定しなおして巨大ハニワの姿は隠したものの、遠距離から撮影された写真と共に「住宅街に謎の巨大ハニワ出現!?」という三面記事が翌朝の地方新聞に載ってしまったのは──まあご愛敬である。