あとがき
物語もキャラクターも設定もあやふやで、しかし「俺はこんなボーイ・ミーツ・ガールが書きたいんだ、いやむしろ書くために生まれてきたのでは?」という熱意を原動力にここまで形にすることが出来ました。自分が書きたかったものを自由に書かせてもらい、無事に出版できたことを光栄に思います。講談社ラノベ文庫様、ありがとうございます。講ラしか勝たん。
実は、水守さんが本当に初体験を終えているかどうか、最後まで悩みました。
それくらい、ラノベを含めたサブカルコンテンツだと、ヒロインが中古かどうかって繊細な問題なんですよね。
まあでも、ヤリマンってそんな悪いことかなって思うんですよね。誰を抱こうがそんなの個人の勝手なわけですし。恋愛感情がないなら他人を抱くべきでないっていうなら、風俗で働いてる方全てを否定してますし。
けど、好きな女の子がビッチだったら悲しい、って気持ちも痛いくらい分かります。特に未成年である高校生にとって、片思いのあの娘に彼氏がいるってだけで死ぬくらい辛いのに、男遊びしてるなんて知った時の絶望は僕なんかには想像も出来ません。
そんな色々な思いを抱えて、この作品だからこそヒロインがそういう女の子でも物語としてアリかな、と真剣に考えていました。
そして、僕が選んだ答えは……最後まで読んでくれた読者さんには、ここで語るのも無粋ですよね。一切の未練なく、これしかないという二人の結末を書かせて頂きました。
この企画が始まった頃から書きたかったイベントを九割方書けたので、やり切った思いでいっぱいです。
編集のSS様、イラストレーターの
そして何より、最後まで読んで頂いたあなたへ。ありがとうございました。
次に作品を出すのが講談社ラノベ文庫であっても、そうでなくても。また何処かで出会えたなら、幸いです。
弥生志郎