ここまでお付き合い頂いてありがとうございました.そしてお疲れ様です.多少はLLVM について理解してもらうことができたでしょうか.
ひょっとすると何となくはわかったけれどもまだ自信がない,という方もいるかもしれません.けれどご安心ください.最初からすべてを理解できる人は滅多にいません.わかったつもりになって,“今ならLLVMで何かできるかも”と少しでも思えたならあなたはきっと一人でLLVMの世界を歩いて行けます.
本書を読んでくださったということはオリジナルの言語を作りたい,試してみたい最適化がある,好きなアーキテクチャのバックエンドを作成したい,などなど様々な野望があるのだと思います.本書がその思いにどの程度貢献できたかは定かではありませんが,皆さんそれぞれの目標に向かって是非チャレンジしてみてください.
はしがきにも書きましたが本書は元々はコミックマーケットにて同人誌として販売していました.コミックマーケットにはよく知られている漫画などの二次創作だけではなく,コンピュータ技術などを扱う技術島と呼ばれるブロックがあります.読み物のようなカジュアルなものから,本書以上にマニアックな内容を扱ったものまであります.規模としてはそれほど大きくはありませんが,気軽に自分たちが持つ情報を本に出来る場でもあり,それらに興味を持つ人たちと交流出来る場にもなっています.私たちのサークルにもぜひ足をお運び下さい。
最後になりましたが,本書の表紙を飾っているきつねさんには名前があります.金髪がユイで,黒髪がルリという名前です.特に深い意味はありませんが,少しでも惹かれるところがあったなら可愛がって貰えるとうれしいです.