では、一秒の間にどれだけ物体が移動したか、というような人によって見えかたの違う「速度」ではなく、時空の図の中でその物体の来歴が向いている方向そのものを「運動量のようなもの」として使ってみたらどうなるでしょうか。図4のように来歴と同じ方向を向いた矢印を考えます。長さについては、物体の質量 m に等しくなるようにすれば、その物体の時空の中での「勢い」を表してくれると期待できます。これならば、二つの矢印を足したものが衝突の前後で変化するかどうか、というのは図をどのように回転させて見ても万人が同じ結論を出す事ができます。