ヤルダは、ジョルジョの講義のひとつのときに作った略図を皮膚に呼びだした。ジョルジョがおこなったいくつかのかんたんな計算によって、もし光のパルスが動いているところをなんらかの手段で見ることができたなら、その内部の波面が後ろにすべっていく のを見ることになるだろう、とヤルダは納得したのだった。
ヤルダ自身が出した結果は、そこになにをつけ加えたことになるのだろうか? 光が持つそのふたつの異なる側面がどのようにふるまうかの、より正確な説明を構築することが、これで可能になった。たとえば、赤い光のパルスを選んで、空間内でのその動きを、パルスを構成する後ろむきに進む波面といっしょに、グラフ化することができる。
ヤルダは研究室に戻って、記録用紙を調べてから、新しい図表の下書きを胸に作った。