四章 亡霊は望んでいた



 エルターン平原へと向かう道中。

 タクミは方々に向かって指示を飛ばしていた。

「エルスとルクスは憲兵隊をまとめて王都の人間になん指示を出しておけ。下層については『すずらん』の人間とうちの部隊の人間に任せろ」

 に向かってそう告げてから、亜人部隊の面々に新たな指示を飛ばす。

「カリン、レヴィンたちへの指示は終わったか」

「当然。レヴィンとクロリスの部隊はエルターン平原一帯のさくてきけいかい。エイグルとメリノの部隊は黒炎のかんと動きに備えて待機させてあるわ」

 そう言葉を返してから、カリンは空を見上げる。

 蒼空へと立ち昇る黒炎。

 その先にあるえんかいは――すでに変化を起こしていた。

 不気味に蠢きながらたいどうする様子。

 最初こそ不定形ではあったが……それが、今ではじよじよに形を作り始めている。

 まるで生物のように。

「うわー、あれはひどいですねぇ……。ゴチャゴチャ混ざりすぎていやな感じです」

 クノンは愛用の黒剣をくるくると回しながら、炎塊を見て顔をしかめる。

「クノン、あの炎塊についての見解を言ってみろ」

「うーん……じゆうおんりよう、みたいなものですかねー。魔獣は小型でも動物以上の知能を持ちますし、中型にもなれば知性や意思も持ちます。それらを無理やり統合して、ぼうだいな魔力を肉体代わりにして現界をさせようとしている……みたいな感じでしょうか?」

「リーゼがフォルテシアで研究していた内容の中で、人体実験で生成したりよくけつしようだけがえ失せてたけど……こんなことに使われるなんて浮かばれないわね」

 亜人や人間から魔力を抽出し、けつしようさせた代物。

 魔力は本来不可視だが、一点にぎようしゆくし続けることで物質化することができる……というのが、リーゼの研究成果によるものだった。

 そしてエルヴィスは魔獣たちをシグルドにらせ、魔獣たちのおんねんを収集し、魔力結晶を使うことで存在をけんげんさせようとしている。

「魔獣関連ってことは、たぶんシグルドもいるでしょうね」

「えぇーっ! わたし、あのニンゲンの相手イヤなんですけどっ!」

めずらしいじゃない。いつもだったらそつせんして戦うってのに」

「だって、なんかわたしをスケベな目で見てた気がしますっ!」

「あんたにそんな目を向けるとか、ずいぶんととくしゆせいへきね……」

「どうせわたしはカリンと違って背も胸もちっちゃいですもーん」

「はいはい。終わったら肉料理でもおごってあげるからやる気を出しなさい」

 ぷりぷりとおこるクノンを見て、カリンは苦笑しながら頭をでてやる。

「それよりタクミ、あんたの方はだいじようなの?」

「ん? 俺がどうしたって?」

「準備の方よ。忘れ物したとか言ったら怒るわよ」

「安心しとけ。ちゃんと『念書』は持ってきてある」

 ぽん、とタクミは自身の胸を叩く。

 そこには――十枚の『念書』が収まっている。

 タクミが選定した者たちとわした証。

「それにお前の補助もあることだしな。俺もたまには前線に出てやらないと」

「初めての前線が今回のおおたいってのが心配なのよねぇ……」

「お前をしんらいしてるからな。たよりにしてるぞ、おねーさん」

 愉しげに笑いながら、タクミはカリンの頭を軽く叩く。

 緊張感の欠片かけらもない、だんと変わらない会話。

 しかし――歩みを進める度、その先にある重圧が高まっていく。

 その先に待つ炎塊だけではない。

 人が放つには異様と言うべき存在感。

 そして……タクミたちは平原にある丘へと辿たどいた。

「――――来たか」

 冷たい言葉が発せられ、エルヴィスが振りかえる。

 その姿は戦装束と呼ぶに相応ふさわしい。

 普段の貴族然とした様相と変わり、その全身には黒鋼のかつちゆうを身にまとっている。

 そんなエルヴィスの中に混じる、確固たる存在感。

 みぎうでめられた、血染めのようにあかきよだい

 左手に握るすいぎよく色のそう

「お、おおかみちゃんがいるじゃねぇか! へいへいオレだぜーっ!!

 エルヴィスの背後にひかえていたシグルドが、巨大なたてけんをブンブンと振りまわす。

 さわぐシグルドをいちべつしてから、エルヴィスはタクミたちに向き直る。

「……一人と二ひきか。ずいぶんと少ない」

「大軍で押しせるってのはお前の好みじゃないだろ? それに、わざわざ呼びつけて過去の再現を行うって言うなら、いつちってのがお前の理想だと配慮してな」

 軽口を叩くタクミに対し、エルヴィスは無言を返す。

 もくする父に代わるように、シグルドが一歩前へと出る。

いんねんはあるだろうが、語るのはそこまでにしてくれや。オレはさっさと暴れたいんだよ」

 盾剣を肩に担ぎ、シグルドは口端を割いて笑う。

「状況は明白。オレたちを止めりゃ何もかも無事に済む。お前らが負けたら――リヒテルトとこの大陸は仲良くめつってところだ。単純でわかりやすいだろ」

「単純すぎてつまらないくらいだ。できればもうちょいひねって欲しかったよ」

 タクミの言葉を聞いて、僅かにシグルドがまゆを動かす。

「……なーるほど、イケ好かないって点ではおや殿どのに同意だな。だがまぁ、ただの人間なんて簡単にブッ殺せてつまらねぇし、オレは狼ちゃんの相手をすっかな」

「好きにしろ。お前は私のじやさえしなければいい。たとえ敗北して死のうとな」

「相変わらず冷てぇなぁッ! 息子むすこに頑張れくらい言ってもいいだろうよッ!?

 大げさな反応を見せてから……シグルドはゆっくりと距離を取り始める。

 クノンに対して、ものを定めるように視線を向ける。

 その最中、タクミはクノンに向かって告げる。

「そういうことだ。相手をしてやれ、クノン」

「はぁーい……気は乗りませんが、ご主人さまのご命令ですから」

 くるくると黒剣を遊ばせながら、クノンは笑う。

「相手は英雄種、ただの人間より優れているってのはうれしいことですね」

 シグルドから向けられる視線とたいしながら、クノンも歩みを進める。

「人間を殺すのは簡単でつまらないですが――強い人間を半殺しにするなら楽しめます」

 くるくると、愉しげにくるったみをかべている。

 両者がゆっくりとはなれていく中、タクミは改めてエルヴィスに向き直る。

「ま、きようけん同士は互いに遊ばせておくか。おれたちはどうするよ?」

「無論だ。貴様とて……何のかくも準備もなく、この場に臨んではおるまい」

 殺気と戦意をまといながら、エルヴィスがせんそうを振り回す。

 中老とは思えない、どこまでも自然で洗練された動き。

 いくせいそうの時がとうと、おとろえることを知らないしゆわんと経験。

「今までの『転生者』たちは、おのれのことしか考えない弱者たちだった」

 永遠の生の中で、エルヴィスは多くの『転生者』たちをほふってきた。

 どれだけ異質な力を持とうと、あらゆる方法で命を奪ってきた。

 時には――自らが対峙し、圧倒的な力によって捻りつぶしてきた。

「お前が他の者たちとちがうと言うのなら――証明して見せろ」

 世界を守るために、世界に狂わされた男は問う。

「英雄と女神の作った世界を変えるのならば、その覚悟と意志を示してみろ」

 感情を捨てた瞳を向け、タクミという人間を見定めようとする。

 しかし、タクミは軽く肩を竦める。

「わかったよ。そんなことをしても女神は喜ばない、今からでもおそくないとか言って説得するつもりもない。だが……その前に一つ聞かせてくれ」

 エルヴィス――狂ってしまった信念と覚悟を持つ男に対して問いかける。

「あんたの本当の名前を教えてくれ。いつまでも亡霊って言うのは味気ないし、そんなかつこうを取るってことは、元はか何かだったんだろ?」

「……そうだ。私は騎士として、そして王として、数多あまたの人間をべていた」

 永遠の生と共に捨てた名。

 二度と名乗ることは無いと思っていた名。

 忘れかけていた自身の名を――男はタクミに向かって名乗る。


「我が名は――エドガルド。騎士として貴公との決闘に臨む」


 人間をめた男は高らかに自身の名を宣言する。

 その騎士としての姿に、タクミは敬意を込めて頷く。

 そして――エルヴィスではなく、『エドガルド』に向かって対峙する。

「そんじゃ……俺も改めて名乗るのがれいってところだな」

 転生をて、新たな生を受けながらも捨てなかった名。

「俺はタクミ……あまというせいを持つ人間に『未来をひらく』希望として名付けられ、すべてを計算と数字で測りながらてんびんけ、その全ては何一つ失敗することは無かった」

 こうかいしなかった後悔と、失敗しなかった失敗を忘れないための名。

 人を人として見ることなく、全てを数字として見てきた存在の名。

「だから――俺は『人間』として、お前との決闘に臨んでやる」

 人としての生を受けた男は、失敗と後悔をり返さないために立つ。

 正反対の道を歩み続け、その先で交わった二人は対峙する。


 そして――交差した点の上で、二人は互いにみ出した。




 離れた位置で、クノンとシグルドは対峙していた。

 互いにゆっくりと歩きながら、距離を測っていく。

「まさか、こんなに早く狼ちゃんと戦えるとはな」

「あーそうですか。わたしは戦いたくありませんでしたよ」

「なんだよ、狼ちゃんまで冷てぇなぁ……泣けてくるぜ」

 愉しげに笑うシグルドとは対照的に、クノンはつまらなそうに半にらみつける。

 その間、クノンはまばたきを止めてシグルドから目を離さない。

 クノンは決してシグルドを侮っていない。

 レナント村でのじゆうとうばつせんで、シグルドは大きな戦果を挙げてはいない。

 それどころか、魔獣をにがして原因を作った身でもある。

 それでも……クノンは決して侮らない。

 わざと魔獣を逃がしてしんじゆうおびき出し、その後の討伐戦で誰よりも早く中型魔獣たちを狩り殺していた英雄種の人間を侮らない。

 静かに、シグルドの動きを注視している。

 そんなクノンの行動を読んでか、シグルドが笑みを濃くする。

「ぶっちゃけ親父殿の目的はどうでもいいが――やるなら全力じゃねぇとなァッ!!

 クノンからきよを取ったまま、シグルドは盾剣を振りかぶる。

 明らかに剣のリーチでは届かない距離。

 しかし、クノンは何かを感じ取ったかのように大きく横へび――


 直後、不可視の塊が地面をえぐりながら通り過ぎた。


 不可視の物体が生んだ風圧を利用し、クノンは地面を転がり体勢を整える。

「へぇ……やっぱいいかんしてるじゃねぇか」

「あいにくと、一度斬撃を飛ばす輩と対戦したことがありますから」

 そう答えながらも、クノンはその正体は別物だと確信していた。

 斬撃という割に、抉られた地面にはえいさが欠けている。

 そして抉ったというには、あまりにもあとが丸く、整いすぎている。

 まるで――空間をげたような跡。

 ほうと似ながらも、明らかにじよういつした力。

「……その剣も『神器』でしたか」

 容易に見破られたというのに、シグルドはどうよう一つ浮かべない。

「何も不思議じゃねぇさ。過去の英雄たちの中でも最もしようあらく、眼前の敵を一人残らず屠ったじんサリサの愛剣……フォルテシアにとっちゃ家宝でもあるけどよ」

「つまり……フォルテシアは英雄の子孫ということですか」

「あの親父殿が言っていたことだし、たぶん本当だと思うぜ? それに英雄種なんて言われているやつは、少なからず旧時代の英雄たちの血を引いているもんだ」

 巨大な盾剣を軽々と振り回し、シグルドはその表情を消す。

「英雄とは言われているが、結局のところは世界のわくみを外れ、一線を超えちまった化け物たちだ。だからこそ――オレたちも少しだけ世界の外側に足を踏み入れてんだよ」

 珍しく、シグルドがつまらなそうに言葉をてる。

 その様子を見て、クノンも鼻を鳴らした。

「ふんっ……英雄のけつえんしやなら、世界めつぼうとかさせないでしいもんです」

「さっきも言ったじゃねぇか。オレにとっちゃ親父殿の目的はどうでもいいし、世界がどうなろうとどうでもいい。オレはただ――オレより強ぇ奴と戦いたいだけだッ!!

 再び盾剣を振りかぶるシグルドを見て、クノンは警戒を向ける。

 先ほどのいちげきは、少なくとも盾剣の延長線上に起こっていた。

 剣の動きに注意すればけることは難しくない。

 そう考えてちようやくしようとした時――クノンのりようあしが動きを止めた。

「――――ッ!?

 己の意思に反して、なまりのように重い脚。

 どれだけ動かそうと命令を出そうと、地面と同化したように張り付いている。

「これで終わりなら――てめぇは弱者だぜ?」

 口端を吊りげ、シグルドは勢いと共に剣を振りろす。

 剣閃に合わせて空間がゆがみ、ごうおんを響かせながら地をはしる。

 眼前にせまり来るわいきよくする空間。

「ま、ったく……っ! 面倒なことをしますねッ!!

 そのちよくげきを受ける寸前――クノンはぎこちない動作と共に跳んだ。

 無様に地面を転がりながらも、なんとかクノンは直撃を避ける。

「いいねぇ! カラクリに気づく機転もあるじゃねぇか!」

 愉しげに手をたたきながら、シグルドは地にうクノンを見下ろす。

 シグルドを睨みながら、クノンは不自然な動きで立ち上がる。

「……なるほど。身体の感覚を逆にされるのは初めてですね」

 顔のどろぬぐうフリをして、クノンは身体の調子を確かめる。

 力を入れようと意識したたん……そのうでだつりよくして重く垂れる。

かんちがいしてるみてぇだが、この剣が神器ってわけじゃねぇんだよ」

 異様な形状の大剣。

 肉厚で巨大な刃、つばに取り付けられたたて、盾の表面にめ込まれたほうじゆみねに刻まれたくし状のおうとつつかがしらの鋭利なとげにぎに巻かれた布――

「この剣をふくめた――全ての部分が別々の『神器』ってやつなんだよ」

 複数の神器によって組まれた大剣。

 過去の英雄が『あらゆる存在を屠るため』に組み上げた神器。

「さすがに年代物だから昔のまんまとはいかねぇけどな。フォルテシアの宝物庫にあった神器を使って、色々と中身をイジった結果だ」

「それは、ごていねいな解説をありがとうございます……っ」

 身体に上手うまく力を伝えることができず、クノンがふらふらと身体をらす。

「だけど……神器にはだいしようがあるはずです」

 神器はじんえた力とえに、相応の代償をはらわねばならない。

 クノンが持つ『げつしよくの応剣』についても、使用者の望みに応じて全てを『つ』力をあたえる代わりに、がたいほどの激痛が全身に走るという代償を持つ。

 仮にシグルドが複数の神器を使っているのなら、同じ数だけ代償を受けることになる。

 だというのに、シグルドにはその様子がいつさい見られない。

 そんなクノンの疑問に対して、シグルドは隠すことなく答える。

「簡単じゃねぇか。それがオレの英雄種としての能力ってことだ」

 笑いながら、人間の領域から外れた存在は答える。

「オレは使っている神器の代償を踏みたおして……どんな神器だろうと使いこなせる。同時にどれだけ使おうが関係ねぇってな。どうだスゲーだろ?」

 複数……それも二、三の神器ではなく、十以上の神器を同時に使う。

 それはもはや人と呼べる存在ではない。

 シグルド自身がしようしたように、化け物と言っても過言ではない。

 まともな存在が相手にできるものではない。

「これは……タクミとの約束は、守れそうにありませんね」

 クノンは構えこそしているが、身体のふるえと揺れが収まる様子はない。

 その様子をながめながら、シグルドは再び盾剣を振りかざす。

「さぁて、狼ちゃんはあと何個の神器に耐えられる?」

 きようあくな笑みと共に、その盾剣を振り下ろした時――


 シグルドの目の前に、金色と黒の剣閃が生まれた。


 そのいつせんをシグルドが寸前でかいした直後、かんだかさい音が起こる。

「まず――一つ目です」

 シグルドの近くで、クノンの静かな声が響く。

『月蝕の応剣』を用いた、相手との距離を『断つ』瞬間移動。

 そしてシグルドの反応よりも速く、クノンは既に距離を取っている。

 その動きを見て、シグルドは表情から笑みを消す。

「……すげぇな。『天逆珠』の中でよく動けたもんだ」

「よく動けた? まさかあれで動きをふうじたつもりだったんですか?」

 身体の自由を取りもどしたクノンが、黒剣をもてあそびながら笑う。

「結局のところ、その神器は『身体の感覚を逆にして狂わせる』だけです。だったら……その狂った感覚通りに身体を動かせばいいだけですからね」

 クノンが身体を揺らしていたのは、身体の自由がかなかったわけではない。

 揺らしながら身体を動かし、狂った感覚を自身に覚えこませていた。

 身体を震わせ、正反対になった力の入れ方をあくしていた。

 そして、クノンはぐぐーっと身体をばす。

「神器のあつかかたも悪くないですねー。最初の一撃と振り上げる動作を相手に見せて、他の神器に必要な動作をさとらせない……まぁ、わたしにはバレバレなので無意味ですけど」

 笑いながら語るクノンとは対照的に、シグルドの表情はかたい。

 盾に取り付けていた『天逆珠』という神器。

『宝珠に映っている対象の感覚を逆転させる』という能力を持ち、常に相手へ宝珠を向け続けなくては相手の動きを封じることができない。

 そのため、シグルドは動作の一部に組み込むことで「どの神器が能力を発動しているか」を悟らせないようにしていた。

 だというのに、クノンは神器だけでなく意図すらもいた。

「そんな小手先の技術じゃ――化け物なんてとうてい呼べませんよ?」

 くるくると玩んでいた黒剣をピタリと止めた瞬間、キンと甲高い音が生まれた。

 しかし、両者の間に変化は見られない。

 シグルドが発動させようとしたはずの神器は……ちんもくしたまま動かない。

「……おいおい。一体どんなカラクリだ?」

「さぁて、二流のしよう化け物じゃ理解は難しいかもですねー」

 鹿にするように、クノンがくすくすと笑みをらす。

 そして……黒剣の一本をこしに差す。

「ですが……本物の化け物っていうのは、そういう理解の外にいるんですよ」

 せるように姿勢をかがめ、両手で地面をつかむ。

 亜人ではない、けものぜんとした姿。

 クノンはあしのまま力強く地を踏みしめる。

「あなたは自分を化け物だと言いましたが……わたしからすれば少し特殊なニンゲンです。神器の力を自分の力と勘違いした、人間にも化け物にもなれないあわれな存在です」