
「落下感(高いところから落ちる時の落下感)」は75%と、やはり一番多くの方が感じていることがわかりました。次いで「吐息(耳元で囁かれた時の吐息)」は53%と、半数以上の方が感じていました。これら二つは先述した通り、VRでなくても日常的に感じる人の多いものですが、VRでもやはり多数の方が感じていることがわかりました。
これら以外では、「触覚(触られたくすぐったさなどの触覚)」が最も高く、なんと45%と半数近くが触覚を感じていることがわかりました。次いで「ワールドの風(うちわで仰がれた時などの風)」が28%、私が強く感じている「温度感覚(ワールドの熱さや寒さ)」は21%とやや少なく、「嗅覚(食べ物や相手の匂い)」は16%、「味覚(食べ物などの味)は8%」とかなりレアなことがわかりました。
さらに、これらファントムセンスの種類の間でそれぞれの相関関係を分析した所、全体として似ている感覚は同じ人が同時に感じやすいということがわかりました。例えば、同じ皮膚感覚である「吐息」と「触覚」(相関係数 r=0.57)、空気を通して感じる「風」と「温度」(相関係数 r=0.57)、化学物資に対する受容感覚である「味覚」と「嗅覚」(相関係数 r=0.66)などは、はっきりと「相関あり」と認められました。