メタバース×地方創生「超空間経済」はビジネス以外にもさまざまな活用が考えられます。そのうち、私が最も有用だと思っているのが地域を活性化させる「地方創生」です。
2020年12月、札幌市の秋元市長は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、1950年から戦後毎年開催されていた第72回「さっぽろ雪まつり」の現地開催を見送るという苦渋の決断を発表しました。さっぽろ雪まつりとは、クリエイターによる巨大な雪像の数々が札幌の街に展示され、国内外から200万人もの観光客が訪れる世界的にも有名なイベントです。
これを受けてメタバースの有志ボランティアで企画したイベントが「バーチャル雪まつり2021」です。仮想空間に再現した札幌の街「バーチャル札幌」に、現地札幌の方をはじめさまざまなクリエイターから募集した3Dモデルの「バーチャル雪像」を並べて展示し、各種イベントを行いました。2章で紹介した四大ソーシャルVRの住人が協力し、なんとその全てでイベントが行われました。有志イベントのはずがだんだんと規模が大きくなり、本家さっぽろ雪まつりの公認イベントに認定され、来場者の合計は1万人を突破しました。本家と比べると小さな数ですが、スポンサーのいない完全有志のイベントであることや現在のソーシャルVRの人口を考えると、記録的な数字であると言えます。私もイベントプロデューサー・プロモーションアドバイザーとして全面的に協力し、開会式や閉会式など各種イベントを企画してVTuberを集めたり、司会をしたり、歌を歌ったりさせていただきました。