icon分人経済が人々のクリエイター化を加速する

ここで「分人経済」が人々のクリエイター化を加速する例を見てみましょう。

先ほども触れましたが、私「バーチャル美少女ねむ」は、昼間は正体を隠して一般人として物理現実で生活しており、美少女アイドルとしての活動に大きな時間もお金も割くことはできません。かと言って、なにか他人にはない特別な技術があるわけでもありません。そんな私がVTuberとしてクリエイター活動ができるのはメタバースのおかげなのです。

2章で紹介したNeos VRの「メタバース内でミュージックビデオを共創してみた」でも、私が360度ミュージックビデオ『ファントムセンス』を撮影するために、「360度撮影技術を持つカメラマン」や「さまざまなものが創り出せる衣装・演出スタッフの方」など、さまざまな方をその場に召喚して、クリエイティブを創り出すようすを紹介しました。映像にはスタッフのみなさんは映らないようにしてあるので作品には私しか映っていないですが、実際には私の周りに数名のクリエイターがいて、みんなで「共創」した作品なのです。