実際にどう物理現実と折り合いをつけているのか、日本の「お砂糖カップル」のみなさんにインタビューしたところ、以下の全てのパターンの方がいらっしゃいました。

  1. ① 物理現実ではお砂糖相手には会いたくない(お砂糖関係が破綻してしまうため)
  2. ② 物理現実で(オフ会などで)お砂糖相手に会うこともあるが、恋人関係でなく、ただの仲のよい友達同士の関係である(メタバースはメタバース、物理現実は物理現実と割り切れる)
  3. ③ 物理現実でもお砂糖相手と恋人関係である

ただし、恋愛感情の絡む話ですので、必ずしも事情は単純ではありません。

例えば、元々物理現実では異性愛者と自認していた物理男性二人がメタバースで出会って誕生した仲睦まじいお砂糖カップルのケースがありました。元々二人は物理現実では遠く離れた場所に住んでいて、実際に会うことになるなどとは思っていなかったのですが、たまたま片方が仕事の出張でもう一人の近くまでやってきて、せっかくだから会ってみようということになりました。二人は、物理現実ではあくまで友人同士(つまり上記②のパターン)のつもりで会ったのですが、やはり会ってみると話しぶりや性格からメタバースでの恋人の面影が浮かび(同一人物なので当然ですが)感情を抑えきれなくなってしまい、結局物理現実でも恋人同士になってしまったという事例が実際にありました。つまり、メタバースでの影響を受けて、物理現実でも性別を超えた関係が生まれたということです。

さらに、お砂糖相手との物理現実での関係について条件別でみたところ、どのサービス・地域でも「物理現実では恋人でない」が過半数を超えたのですが、唯一の例外として、物理女性では「物理現実では恋人でない」がわずか40%でした。物理男性は実に72%にも達しているので、ここに関しては物理男女によって大きな違いが生まれていると言えます。