この傾向は、さきほどの「距離感」とほぼ同じです。実際に「距離感」と「スキンシップ」のデータの相関関係を分析したところ、はっきりと「相関あり」と認められました(相関係数※ r=0.48)。つまり、仲の良い相手とのコミュニケーションにおいて、距離感の近さとスキンシップはある程度セットであると言えます。

では、この「スキンシップ」を条件別で見ていきましょう。サービス別では、VRChatの74%がやはり最も高いですが、一番低いclusterでも52%と、どのサービスでも半数以上のユーザーの間で行われています。物理男女別でも大きな差は認められませんでした。

注目すべきは地域別の違いです。さきほどの「距離感」では日本が突出して高く、北米・ヨーロッパはほぼ同等でしたが、スキンシップの場合は、1位が北米で76%、2位が日本で72%、3位がヨーロッパで62%と、大きく様相が変わりました。どちらかというと日本人はやや近距離コミュニケーション寄りで、北米はややスキンシップ寄りと言えるかもしれません。物理現実でもアメリカ人は握手やハグに代表されるようにスキンシップの強い文化圏なので、そういった国民性の違いが現れている可能性はあります。