icon自己のイデアの発見

紀元前4世紀の思想家・プラトンの「イデア論」では、不完全な現実世界に対して、完全な真実の世界を「イデア界」、そこにある物事の本質を「イデア」と捉えます。この概念を説明するのに、プラトンは有名な「洞窟の比喩」を使いました。仮にあなたが洞窟に閉じこめられていて、外の世界を一度も見たことがないとしたら、光が洞窟の壁面に描いた影を実体だと信じてしまうでしょう。つまり、今私たちが見ている現実世界は、実体ではなく、イデアの影にすぎないのだ、ということです。