icon文化によって違う加工音声の好み

さて、こうした「音声コミュニケーション」について、条件別に詳しく分析してみました。

プラットフォーム別では特筆すべきはバーチャルキャストで、ボイスチェンジャーの比率が17%とかなり多くでました。読み上げ音声などの動画が大量に投稿されているニコニコ動画で配信している人が多いこともあり、変換した音声が受け入れられやすい文化的な土壌があるのかもしれません。

「中の人」の物理性別で比べると、物理男性でも物理女性でも加工音声を利用している人の割合は概ね同じくらいでした。ただし、物理女性は「発声技術」が優勢で、物理男性は「ボイスチェンジャー」が優勢でした。原因は後述しますが「kawaiiボイス(可愛らしい美少女ボイス)」を出したい需要が圧倒的に多く、女性の場合はもともと声が高いのでちょっと声色を変える程度で済むのが、男性の場合は機械に頼ることが必要なケースが多いというのが理由として考えられそうです。

地域別にみると、日本は「ボイスチェンジャー」が優勢で、北米・ヨーロッパは「発声技術」が優勢という結果でした。現状のボイスチェンジャーは完全に自然な声にするのは難しいため、それが受け入れられる土壌があるかどうかの違いかもしれません。