
物理現実のアイデンティティを引き継ぎたければ実名やニックネームを名乗ってもいいですし、SNSで使っているアカウント名を名乗ってもいいでしょう。既に他のソーシャルVRを使っている人は、同じ名前を使う人が多いでしょう。あるいは、全く新しい名前を考えて、今この瞬間から、これまでとは違う全く新しい人生を初めてもよいでしょう。現在のソーシャルVRでは物理現実と同じく音声によるコミュニケーションが主流なので、基本的に読みやすく覚えやすいものがよいとされています。いずれにせよ、初めて誰かに呼ばれた瞬間、その「名前」はメタバース世界におけるあなたにとって重要なアイデンティティそのものになります。
私は「バーチャル美少女ねむ」と名乗っています。美少女であることはアバターを見れば一目瞭然なのですが、仮想世界での「美少女としての私」を強調するために、敢えてこのように名乗っています。周りの方々からこの「言霊」で毎日繰り返し呼びかけられ続けることで、私は美少女としての自己認識を獲得することができるのです。
メタバースでは「名前」という言霊世界のアイデンティティをデザインすることによって、「なりたい自分」を「名乗って」自由に生きていくことができます。実際に現在ソーシャルVRに住むユーザーがどんな名前を名乗って生活しているのか見ていきましょう。