後述しますが、この「アバターの人格権」の概念は、VRMをはじめに提唱したドワンゴが運営するニコニコ動画で流行した「MMD」の経験を十全に活かしたものです。MMDは、人型3Dモデルのクリエイターエコノミーとしては世界的にも先駆的な事例ですが、モデルがクリエイターの意図に反して使われてトラブルになったり、非商用が推奨されて経済的な活用が広まらなかったりといった課題がありました。より良いメタバースを実現するためのしくみは、メタバースが今日のように注目される以前からの経験の蓄積の上に成り立っているのです。