VRM:アバターの統一規格「VRM」は人型3Dモデルのファイル形式を「VRで中に人が入って着るためのアバター」として規格化した、世界初の「VR向け3Dアバター」専用の統一規格フォーマットです。
VRMは株式会社ドワンゴが2018年に公開。翌2019年には「一億総アバター時代」にむけたオープンな国際標準を目指すため一般社団法人「VRMコンソーシアム」を設立しました。現在では通信大手のNTTドコモ、コンテンツプラットフォーム事業のピクシブ、ゲームエンジン事業のUnityをはじめ、国内外から30社近い関連企業がVRMコンソーシアムに参加しています。
特定のプラットフォームに依存しないファイル形式なので、同じアバターを、対応した複数のサービスで自由に使いまわして使うことができます(これを、相互運用性=インターオペラビリティと言います)。例えば、画像データならjpgがファイル形式のデファクトスタンダードの一つになっていて、現代ではWindowsでもmacでも各種ソフトやWebでも当たり前のように同じデータを扱えますが、それと全く同じことです。
VRMは、3Dモデルを「アバター」として使うために必要な設定を全てファイルに書き込むことができ、利用者は一切意識する必要がありません。具体的には、皮膚にあたるテクスチャや、手足を動かすさいの骨格であるボーンといった情報、顔の表情や、瞳の動き、「揺れモノ」の情報などが設定できます。
さらに、アバターに入ったときの視点「ビューポイント」も設定できます。ビューポイントとは、アバターに入ったときにモデルのどこに一人称視点、つまり目をおくかという設定です。通常の人間型の場合二つの目の間に視点が設定されることが多いです。また、前髪や帽子などがある場合、アバターの一人称視点から視界の邪魔にならないようにそういった要素を非表示にすることなどもきめ細かく設定できます。