メリットは、しくみが単純なので位置の計算がらくで検出精度が高いこと、トラッキングの死角が少ないこと、そして、なんと言っても次節で説明するフルトラにより全身の認識ができることです。

デメリットは、ベースステーションの価格が結構張ることと、初回だけですが設置の手間があることです。また、死角は少ないといっても、さすがにレーザーの影になる位置は検出できません。私の部屋の場合は、机とゲーミングチェアの下だけが高い位置のベースステーションから死角となるので、どんな体勢をとっても全く死角のない完全なトラッキング環境を構築するため、机の下や足元含めて計4つのベースステーションを設置しています。

「インサイドアウト方式」とは、中から外を見る方式、つまり、VRゴーグル自体に搭載されているセンサーで周囲の状況を認識して、VRゴーグル自身の位置を逆算する方式です。

これを実用化して採用してるのがMeta社の「Meta Quest2」などで、VRゴーグルの四隅に搭載された光学カメラで周囲の部屋の状況を撮影して、VRゴーグル自身の位置やコントローラの位置を把握します。