iconハイエンドなPCVRと手軽なスタンドアローンVR

6DoFの本格的なVRゴーグルは、単に360度の映像を表示しているだけの3DoFと違い、三次元仮想空間の映像処理や物理シミュレーションなどをリアルタイムに行うため、高度な演算処理能力が要求されます。この演算処理をどこで行うかによって「PCVR」と「スタンドアローンVR」の2種類の方式があります。

「PCVR(PC接続型VR、Steam VR対応HMD)」では、VRゴーグルをゲーミングPCに接続して利用します。接続には無線方式と有線方式があります。「ゲーミングPC」とはグラフィック性能の高い特殊なパソコンで、通常のパソコンでは快適に動作しません。PCVRにおけるVRゴーグルはゲーミングPCが演算処理した映像と音声を出力しているだけで、パソコンで言うところのディスプレイのようなものです。

アメリカのValve社が提供している世界的なゲームプラットフォーム「Steam」で提供されているハイエンドで豊富なVRコンテンツを楽しむことができます。

欠点としては、PCVR専用のVRゴーグルはエントリーモデルでもフルセットで約8万円以上しますし、ハイエンドモデルだと20万円以上するものもあります。それに加えて、VRを動かせる「VR Ready(ブイアール・レディ)」と呼ばれるレベルのゲーミングPCが最低でも15万円程度と、かなり初期コストがかかります。

代表例としては、私がメイン機として使っているHTC社の「VIVE Pro」シリーズや、Valve社の「Valve Index」など、様々なデバイスが発売されています。