メタバースのために積み重ねられた人類の技術

本章では、メタバースを支える基本的な技術について解説していきます。

私たちがこれから生きていくデジタル世界の新しい宇宙「メタバース」には果てしないほど幅広い技術が関わってきます。5Gや低遅延通信などの「通信インフラ技術」、分散並列処理などの「サーバー技術」、3Dエンジンなどの「映像処理技術」、物理演算などの「シミュレーション技術」、ARやVRなどの「空間情報技術」、アバターやトラッキングなどの「身体情報技術」、集音・ミキシング・ボイスチェンジャーなどの「音声情報技術」、eコマースやブロックチェーンなどの「経済情報技術」、自動化や機械学習などの「AI(Artificial Inteligence、人工知能)技術」など、多岐にわたります。人類のこれまでの歴史、技術の蓄積は「メタバース」を創造する、まさにこの時のためにあったといっても過言ではないでしょう。

本書でこれらの技術全てに触れるのは不可能ですが、ここでは特に、今起きているメタバースブームの最大の原動力である、「バーチャルリアリティ」と、その関連技術を中心に解説します。