iconメタバースはNFT・ブロックチェーンのことではない

ブロックチェーン技術を活用して改竄と複製が不可能なデジタルな証明書を作り、個人間トレードなどを可能にする技術「NFT(Non Fungible Token、非代替性トークン)」が現在注目されています。メタバースがこれとセットで語られることも多いですが、現時点ではメタバースはNFTと直接関係はありません。メタバースとされるサービスの中にはNFTが使われているものもありますが、別にNFTやブロックチェーンを使わなくてもメタバースは構築可能です。

NFTによりメタバース空間でデジタルアート作品の「所有権」の取引が可能になるとよく誤解されていますが、現時点では不可能です。技術的にも法律的にもクリアしないといけないことが多く、今後どうなっていくのか完全に未知数の領域です。投機やお金が絡む話なので、詐欺のような話も多いので十分注意しましょう。

NFTは「デジタル化されたトレカ(トレーディングカード)」と考えるとイメージが湧きやすいと思います。私はVTuberとして最初期にNFTを発行・販売した一人でもあります。NFTに「イラスト」と「私の音声」を紐付けた、デジタルならではの「ボイス付きトレカ」なども発行しました。これは私が限定枚数で発行したトレカであり、希少性のあるファングッズであることは間違いありませんが、トレカを持っているからと言ってトレカに貼られたイラスト(紐付けられたデータ)を所有していることにはなりませんし、私に対して何か権利があるわけでもありません。