メタバース原住民1200人を分析「ソーシャルVR国勢調査」仮想現実(VR)における人類の新たな生活空間「メタバース」として、ソーシャルVRが現在非常に注目されています。ソーシャルVRとは、冒頭で紹介した、VRゴーグルを被り仮想世界でコミュニケーションできるサービスのことです。現在実現している中では、最もメタバースの概念を体現したものであると私は考えています。その世界では、みなさんが暮らす物理現実世界では考えられないような全く新しい常識・文化が生まれつつあります。
2020年から本格化した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行の拡大にともない、ユーザー数が劇的に増加しましたが、その高い匿名性により、これまでその生活実態や文化はほとんど知られていませんでした。
その実情をデータで明らかにするために、2021年8月、私と友人である「ミラ」ことスイスの人類学者リュドミラ・ブレディキナの二人は「ソーシャルVR国勢調査2021」(以降、「ソーシャルVR国勢調査」)と題して、全世界のソーシャルVRユーザーを対象に大規模なアンケート調査を実施。回答1200件を分析することで、その生活実態を可視化、レポートとして公開しました。