独学で875点を取得し、「もうすぐ900点に届くかな」と勉強を継続していましたが、スコアが頭打ちになり、一種のスランプに陥っていました。さまざまな教材を試し、いろいろ自分でも試行錯誤しましたが、なかなかトンネルを脱出できません。電車内や自宅で四六時中英語を聞いたり、本で音読やシャドーイングが良いことを知り、実践してみたりしましたが、効果をあまり実感できませんでした。そのころ、小山先生の TOEIC 対策講座に参加して、自分の伸び悩みの理由がわかりました。

 今にして思えば、私のやり方は聞き流すことが中心で、シャドーイングも内容には注意をあまり向けず、発音を正確にまねすることに力点を置いていたのです。意味を把握しながらの音読は、まったくやっていませんでした。そこで、チャンクで理解しながら、リピーティング中心の音読練習をした後、リスニング教材を聞くようにしたところ、徐々に理解度が増してくるのが実感できました。

 また、自分には不要と感じていた TOEIC 攻略本にも本気で取り組みました。英語力ではなくコツのようなものでスコアアップを目指すのは邪道と考えていたのですが、セミナーの指定テキストになっていた『新 TOEIC テスト直前の技術』(アルク)を使用してみたところ、自分のこれまでの解法に誤りがあったことに気づき、また、「なるほどそうだったのか」という発見にもたくさん出合いました。

 Part 2 における「キーワードを避けるテクニック」、Part 5 の「選択肢から読む方法」などを知り、勝手な思い込みのせいでスコアが伸び悩んでいた面もあったのだとわかりました。単なるコツではなく、基本的な TOEIC の特徴や効果的な解法は本来知っているべきであり、実力を発揮するのにも必要だと思います。

 950点を取得した今は、背景や状況をイメージし、意味を把握しながら、リズミカルに感情を込めて、登場人物になったつもりで行う「なりきり音読」を毎日実践しています。また、アドバイスされたとおり、インプットとアウトプットを重視し、リスニングセクションとリーディングセクションの学習を、毎日5分でも欠かさずに実践することを自分に課しています。