あとがき


 はじめまして。既に私を知っておられる稀有な方はお久しぶりです。

 ラノベの大海で今日も元気に漂流中。五木友人でございます。

 この度は拙作をお買い上げいただき誠にありがとうございました。


 今作にはちょっとした制作秘話がございます。

 作家仲間のはにゅう先生と焼肉を食べていた際に「こんな企画があるんですよね!」と盛り上がった事が縁なのです。「ふわっとした原案があるので、自由に書いてください!」と言われたものですから、それを真に受けてガチで自由に書いてしまいました。今はいつも温厚なはにゅう先生が「自由過ぎる! 自制心はないのか!!」と憤慨していないかだけが心配です。


 異世界が舞台のファンタジーは初めての挑戦でしたが、キャラクターたちと楽しく領地経営ができて個人的に満足しております。正統派ではないかもしれません。しかし、私の脳内では常に質の悪い幻想が大騒ぎをしているため、逆らう事ができませんでした。また、シリアスな展開は勢いで誤魔化せないので場面が変わる度に大量の附箋を貼りまくっていたところ、机が安井金比羅宮の石碑みたいになったりもしました。これってシリアスなのかと首をかしげたくなるお気持ち、分かります。けれど、私の中では完全にシリアスです。信じてください。本当です。

 そんな試行錯誤で生まれた世界を楽しんでいただけたのならば、これ以上ない喜びです。

 誰かの「面白かった」で心が満たされる。作家は単純な精神構造をしております。


 あとがきから読み始める方もおられると思いますのでネタバレはできませんが、なにを置いても語るべきはイラストを担当して下さった riritto 先生が命を吹き込んだヒロインたちについてでしょう。

 超絶カワイイのです。全員がカワイイとか、これはもう事件です。是非、お気に入りのヒロインを寝る前に3分ほど見つめてみてください。

 私はこの方法で興奮して寝つきが悪くなりました。ですが、たまに良い夢を見られるようにもなりました。信じてください。責任は取りませんが本当です。


 編集の福島様には大変お世話になり、あとがきを執筆している現在も進行形でご迷惑をおかけしております。元からご多忙のところ、私が新しい忙しさをわんこそばのように次々とおかわりさせてしまった事に関して深く反省しております。これは本当に本当です。


 最後になりますが、この作品に関わった全ての方に感謝を。

 そして応援して下さる皆様にまたお会いできる事を祈りながら、結びとさせていただきます。



著/五いつ木き友とも人ひと 構成/はにゅう