番外編
18禁! ビートたけしの妄想AVネーミング大賞



『テレビじゃ言えない』の最後を飾るにふさわしい「おバカ企画」が登場だ。小学館新書の前著『ヒンシュクの達人』に掲載された「AVネーミング大賞」は、もともと想像力豊かなAV業界から続々生まれてくる「面白タイトル」を論評する企画のはずだった。

 しかし、新作がイマイチ不作となってきたため、ビートたけし審査委員長自らが流行語・話題のトピックから「爆笑タイトル」を考案する「妄想AVネーミング大賞」へとリニューアル! さて、どんな爆笑作品が飛び出すか。


──たけしカントク、激動の2016年の最後に特大ニュースが飛び込んで参りました! 人気俳優・成宮寛貴が『FRIDAY』にコカイン吸引疑惑を報じられ、その後急転直下の「芸能界引退」となりました。東南アジアあたりに〝高飛び〟しているとの説も……。

たけし(以下、「 」内すべてたけし)「クスリについちゃ、事実無根と完全否定してるんだろ。オイラみたいに『FRIDAY』編集部に殴り込んじゃダメだけど、あくまで法を犯してないっていうんなら、別に役者辞める必要ないじゃない。ヘンに辞めたり逃げたりするから勘ぐられるわけでさ。

 引退の理由は、自分のセクシャリティをバラされて耐えられないからだって? まァ、そもそも芸能人・有名人ってのは『晒し者』になることでカネをもらってる部分もあるんだから、そこはある程度我慢するしかないよ。大谷翔平クンなんて、毎日のように『二刀流』って言われても、くじけず頑張ってるじゃない」

──『二刀流』はそっちの意味じゃありません! 怒られますよ!

「こないだ、特番の収録で初めて大谷クンに会ったんだ。ストレッチを目の前でやってもらったら、体が軟体動物みたいに柔らかくてさ。あれは〝良い仕事〟するはずだよ」

──全部下ネタに聞こえちゃうじゃないですか! ということで、「AVネーミング大賞」開幕です!

「自分で言いたかないけど、オイラはフランスでレジオン・ドヌールって勲章もらったりしてる『世界のキタノ』だよ。そんなオイラをこんな下品な企画に引っぱり出すのは『週刊ポスト』ぐらいだぜっての」

──いつもそう言いながら、楽しそうにネタ考えてるくせに。

「ま、今年は流行語もスキャンダルもいっぱいあったからね。きっとAV業界はこぞって便乗作品を作ってるだろ?」

──ところがですね、われわれ選考委員会が調査したところ、新規ノミネートはわずか3作しかありませんでした。なので今回はAV業界に奮起を促すために、こちらで勝手におバカなAVタイトルを考えてしまいましょう! いわば「妄想AVネーミング大賞」です。

「じゃあ、いっちょやってやろうか。ここで出てきたタイトルはパクりたい放題、いくらでも使ってもらってOKだからさ。一応聞いとくけど、実在する3作品って一体どんなの?」

──はい、まず大ヒット映画から2作。『シン・ゴジラ』をもじった『チン・コジラさず中に入れて』。そして新海誠監督の大ヒット作をパロったゲイ作品『君の穴は。』です。

「くだらねェな~。だけど、ゴロが悪いだろゴロが。それなら『チン・ゴジラ対マン・ゴジラ』のほうがいい。怪獣のような男女が迫力のセックスを繰り広げるスペクタクル巨編でさ。チン・ゴジラの尻尾のように長いペニスに、マン・ゴジラはきっとのたうち回るぜ。

 そうだな、『君の名は。』は音を変えずに『君の縄。』でいこう! SMにハマっていく男女を描く衝撃作だよ」

──タイトルで内容が想像できますね。実在のもう1作は、日本テレビの日曜の大ヒットバラエティから。『世界の果てまでイッて!ドP(ピュー)!』です。

「うん、意外と悪くないじゃないの。きっと健康的で明るい作品なんだろうな」

──副題は「世界一の素人美女探しの旅」だそう。

「何だよ、珍獣ハンターのイモトさんが獣姦でもするのかと思った」

──そんなAV売れるわけないでしょ!

「で、これで終わりか。寂しいな。映画やテレビ番組なら、もっと考えられるだろ。最近、司会交代したご長寿番組『昇天』とかさ。〝山田く~ん、ゴム1枚持ってきて~〟なんてね。スタジオジブリの映画ネタはないの? 『思い出のマーラー』とか『カリ黒しのアリエッティ』とか、最近も色々出てたじゃない」

──『笑点』に『思い出のマーニー』『借りぐらしのアリエッティ』です!

「昔から、ジブリ作品ってのはエロと相性がいいんだよ。『マゾの宅急便』『しものけ姫』なんてのはAV史に残る傑作だよ。オイラも『股の下のポニョ』ってギャグでサンザン使わせてもらったね。流行ったアニメのオマージュで、『オソマツさん』なんてのもいいんじゃない。股間のナニはお粗末だけど、熟練の手技・舌技でオネエチャンをヒイヒイいわすフリーターの六つ子たちの乱交モノというね」

──よしなさい! 天国の赤塚不二夫センセイが泣いちゃいますよ!

16年は朝ドラも流行ってたよな。『そそ姉ちゃん』だっけ?」

──『とと姉ちゃん』です!「そそ」は京都で女性器のことを指すんでしたっけ。

「お、さすが『ポスト』。よく知ってるじゃねェか」

──わかりにくい!


  コリアン美女がマットで「ヌルプム」


──16年は流行語大賞も豊作でした。年間大賞は大ブレイクしたあの言葉!

「あァ、『カブってる』ね」

──『神ってる』です! 何ですか、それ。エロかどうかすらビミョーじゃないですか。

「バカヤロー、ムスコが赤ヘルをカブってるすべての仮性包茎男子に捧げる、童貞脱出物語なんだっての。流行語大賞からは『性地巡礼』もいいな。吉原、雄琴、すすきのとニッポン全国津々浦々のピンクスポットを訪ねる紀行モノというね」

──それはちょっと楽しそうな企画ですね。流行語の中でもいままさにブームの渦中なのが「PPAP」です。

「ピコ太郎って名前が、そもそも下ネタ臭い。ピンコ勃ちしてるみたいじゃないかってさ。しかも、『ピンコ太郎』は股間のペンをパイパイに挟んでんだろ?」

──パイパイじゃなくてパイナップルです! 流行モノといえば、社会現象となったスマホアプリ『ポケモンGO』もありました。

「オイラ、ポケモンなんて集めても仕方がないし興味ない。でも『ヤリマンGO』ならぜひプレイしたい(笑)。ヤラせてくれそうなオネエチャンが近くを通るたびに『ヤリマン接近中!』って教えてくれるスマホがあったら、100万円、いや1000万円出す!」

──いい加減にしなさい!

「別にいいじゃねェか。そうだな、政界ネタからは『マスカキ都知事のホテル満月不倫旅行』ってのもいいんじゃない? 打ち合わせと称して『ホテル満月』を借り切って秘密のデートというね。オネエチャンには政治資金で買ったチャイナ服のコスプレをさせて、マスカキ都知事は書道の筆でアソコをチョメチョメするんだよな」

──都知事の名前、マスしか合ってませんけど(笑)。本家・舛添さんは家族と一緒なのに打ち合わせと言い張ったわけですけど、不倫だったら釈明がもっと大変です。

「アクロバティックな体位を試して『東京五輪の体操競技のシミュレーションしてました』ってのはどう? あの人ならどんな厳しい言い訳でも平然と言ってのけるよ」

──都知事がそんなこと言ったら、パク槿・韓国大統領ばりのデモが起きちゃいますよ!

「そうそう、お隣・韓国からは『マットの上でヌルプム体操』もノミネート! コリアン美女・パクさんが『独り身で寂しいの』って、たっぷりローション使ってヌルヌルプムプムご奉仕してくれるというさ」

──国際問題になっちゃいます!


  スマップが「スワップ」で仲直り


──最後は「芸能部門」です。16年は様々なスキャンダルが世間を賑わせました。清純派・ベッキーのまさかの「ゲス不倫」や乙武洋匡さんなど、いろんな芸能人・著名人の浮気がバレてしまってます。

「意外とこのジャンル、パロディにするのが難しいんだよな~。『ゲスの極み乙女。』も『ファンキー加藤』もそのまま下ネタみたいなもんじゃないかってね。やっぱりここは『錦糸町の師匠・円楽のご休憩4500円』じゃねェか」

──不倫の現場となった錦糸町のラブホテルが庶民的すぎると話題になった件ですね。円楽師匠ほどの大物だったら高級ホテルで逢瀬を重ねてほしかった!

「本当に貧乏くさくていけねェや。ラブホじゃヤッてないとは言い訳できないんで、カネがかかっても高級ホテルに泊まったほうがリスクヘッジになるんじゃないのかな」

──リアルすぎるので、あんまり真剣に考えないでください(笑)。そして、芸能界最大の話題といえば、国民的人気グループSMAPの解散です。

「こいつらが仲悪いのは、なんだか寂しいよな。仲直りを願ってSWAPスワップ がんばりましょう』をノミネート! メンバー全員でパートナーをスワッピングしてくんずほぐれつ仲良く大乱交!」

──下品すぎです!

「じゃあ、『世界に一つだけの穴』に変更! ナンバーワンの名器じゃなくてもいい、もともと特別なオンリーワンなんだからという純愛AVだね」

──くだらなさすぎ! さて、ページがなくなってまいりました。最優秀作品は?

『君の縄。』に決定! タイムリーさとアバンギャルドさを兼ね備えた格調高い作品だよ。ぜひAVメーカーには商品化を願いたいものだぜっての! ジャン、ジャン!」