何言ってんですかこの人。

 当たりどころが悪かったんですか?

「はわはわ……」

 一方でお姉ちゃんはぐるぐる目を回しておりました。

 混沌こんとんを極めるわたしたちの通学路の途中。イレイナさんはサヤさんたちを眺めながら、わたしの横でため息つきつつ言いました。

たしかに何が起こるかはわかったものじゃないですね」

 わたしはうなずきます。

「まったくなのです……」

「パン食べます?」

「ありがとうございます」

 それからわたしたちはそろって普通に遅刻しました。