その乱れようを見て取った経真は、乳首を責める手を止め、恬子の脚の間に身体を割り込ませる。

「まだ、オマ×コにはほとんど触ってないけど……いきなり挿れても大丈夫そうだな。むしろ、俺の回復具合の方が心配かも……」

 やや自信なさげに呟いた途端、

れてから勃てればよかろう! まずは、恬子にお主の珍棒を味わわせてやるのじゃ!」

 と、ローラから威勢の良い言葉が飛んできた。

「まあ……確かに、一度突っ込んじゃえば、何とかなるか。じゃあ恬子、挿れるぞ」

 最低限の硬さを確保してから、声をかける経真。すると、ややパニック気味の声が帰ってきた。

「ちょ、待って待って! いま挿れられたら、すぐイッちゃいそうで怖いっ!」

「大丈夫大丈夫。俺はさっき美奈の中に出したばっかりだから、お前が2、3回イクくらいまでは保たせられるぞ……おー、クリトリスがすっごい勃起してる」

「ウ、ウソでしょ!? アタシ、初体験からまだ何時間も経ってないのにっ、いきなりそんなにイッたら、頭がオカシクなっちゃ──」

「うおっ……く!」

 話を最後まで聞かないうちに、ズブズブと肉棒を埋めていった。

「ひいいいいいっ!? ……ぃいいいいいぃぃぃッ……ィィィィイクゥゥゥゥゥゥッ!!

 乳首・耳・脇腹と、徹底的に上半身ばかり責められた挙げ句、満を持しての挿入──恬子の人生2度目のセックスは、ものの1分と保たずに果てた。

「くおおおおおっ……き、気持ちいいっ……!」

 腰をしっかり抱え持ち、ガクガクと不規則に痙攣する膣の絶頂感を、経真は存分に堪能する。

「ふわぁ〜……恬子ちゃん、すごく気持ちよさそうな顔……」

「ふむ……少し白目をきかけておるな。初めてセックスを覚えた日に、これだけ気をれるというのは、果報者ではあるが……これが基準になると、後々欲求不満にもなりかねぬな。経真、大変なのはこれからじゃぞ♪」

「……そう言われると……しまった、ハードル上げすぎたかもしれない」

 長年の初恋を逆転で成就させた嬉しさからか、ややはしゃぎすぎたかも──今さらながらに反省をする経真。細かいことを気にする性分は、これからも変わりそうにない。


「……くぅ〜……くぅ〜……きょーまくん……」

「ぁ……あぁぁぁ……きょーまぁ……」

 美奈は疲れ果てたのか、恬子の頭を抱きしめたままウツラウツラと船を漕ぐ。

 恬子は絶頂の余韻に浸りきって、ほとんど気を失った。

 それを見て取ると、

「……さて! 美奈、恬子とくれば、最後はワシじゃな♪」

 ローラはくたりと放心状態になった恬子から離れ、テンションを上げ始めた。本人にしてみれば、いよいよ真打ち登場といった心境か。

「さあ、経真よ。存分にワシをファックするがよいわ」

 彼女は、ボンテージスーツの股間部分についているファスナーをゆっくり下ろし、腰をくねらせて扇情的なアピールをする。

「ほれ、どうじゃ? 久々のロリババアのオマ×コ、堪能したくはないか?」

「…………」

 確かに、挿れた途端に恬子が果ててしまったこともあって、エネルギーはまだまだ有り余っている。

『美奈』──改め、本物のローラの幼児体型も、ここ数日ほどは味わう機会がなかった。小さな身体や微乳やパイパンを味わいたい気持ちは、間違いなくある。

 ──ただ。

(少しくらいは、ローラさんの意表も突きたいよなあ……)

 常に飄々としているローラが相手だと、多少頑張ったくらいでは軽くあしらわれて終わるだけ──そんなプレッシャーを、経真には密かに抱えていた。

 あしらわれることを楽しむというパターンもあるにはあるが、たまには自分からローラさんを『征服』したい──男がなかなか逃れられない欲求を胸に、経真は突破口を求めて大広間をキョロキョロ見回す。

 ──すると。

(あっ……アレ、恬子が使ってた呪符じゃないか!)

 その恬子自身が途中で剥がしたことで、本来は役目を終えていた呪符が、布団のすぐそばの畳に、ひっそりと落ちていたのである。

 しかし、その中身が、本来恬子がもくろんでいたものとは少し異なっていることを知るのは、今のところ経真ひとり。

(なら……もし『中身』がまだ残ってると……面白そう!)

 彼は恬子との結合をそっと解くと、さり気なく呪符を回収した。そして。

「さあ、経真カモーン♪」

「じ、じゃあ、遠慮なく……」

 ローラの小さな身体をそっとハグしながら──その背中に、呪符を貼りつけた。

「ん? 何をしおった?」

「恬子のお札だよ。ちょっとした仕掛けのあるやつ」

「んー? 仕掛けじゃと……?」

 経真の腕の中で、不思議そうに首をひねるローラ。

 その表情が。

『……こりゃ、ローラ! お主、最近いろいろ自由奔放にやりすぎではないか?』

「んなっ!? り、龍真! お主、何故に現世に降りてきておる!?

 ──一瞬で、大きく変わった。

(伯父さん、まだいたーっ! 俺から剥がされても、まだ残っててくれたー!)

 経真は密かに、小さなガッツポーズ。

『ちょっとした偶然での、そこの恬子という娘の呪符に呼び寄せられたのじゃ』

「そんなこと、本当に起き得るものなのか!? どれほど確率の低い奇跡なのか、分かっておるのか?」

 ──実はこの時点で、経真に伯父の声は届いていない。呪符は、それを貼られた者にしか作用しないのが普通であった。

 だから、ローラに貼った状態で、経真と龍真が連係して何かをするということは、ほとんどできない。できないのだが。

『ふん、確率は運命の前には無力なのじゃ。よもや、それが分からぬローラではあるまい?』

「いや、分かる! 分かるが……それにしても──!」

(ふむ……伯父さんの魂が『偶然』このお札に降りてきたことで、何か言い返そうとしてるのかな)

 ──伯父の声を直接聞くことはできないが、呪符が何を話したかを、ローラのリアクションから類推するのは、決して不可能な話ではなかった。

 一方で、ローラは亡夫が予想外に降臨したことで、珍しく気が動転している。

 狙った通りの展開を、経真は見逃さなかった。

「そもそもお主、まだあの世に戻らなくても大丈夫なのか──はンンッ!?

「うおっ……こ、この締めつけの強さは初めてだよ、ローラさん……ッ!」

 経真は、龍真との対話に気を取られて立ち尽くしていたローラの片脚を抱え上げ、立ったまま正面から挿入したのだ。

 間を置かず、軽い彼女の身体を大広間の壁に押しつけ、固定した状態で抽挿を開始する。

「お、おのれ経真……謀りおったな……ンあっ!」

『うむ? 経真がどうした? ワシの可愛い甥っ子じゃが?』

「何が可愛い甥っ子か! 普段は全く似ておらぬのに……あくっ……い、いざという時にワシを驚かせる抜け目のなさだけは……ンあっ、あっ……そ、そっくりじゃ……!」

「あー、一度も会ったことがないのに、龍真伯父さんとローラさんのめが、目に浮かぶようだ……」

 楽しくなってきた経真は、わざわざ声に出してそんなことを言う。ローラを煽り、呪符の中の伯父にも声を伝えたかったのだ。

「きょーまぁぁっ! や、やはりお主、わざとやりおったかぁぁっ!」

『そりゃ、わざとやるに決まっておろうが。お主は可愛いからのう……ほれ、プリプリ怒っておる割に、がしっかり濡れてきておるではないか』

「ひっ……久々に話をしておるのにっ……そ、そういうことを申すな……くふぅっ!」

「えっ? 龍真伯父さん、どんなことを申したの?」

 腰の抽挿を止めず、察しのつく内容をわざと尋ねる経真。

 常に大胆不敵なローラが、予想外の出来事に対応できず照れている様は、おかしくて、そして可愛くて仕方なかった。

「い、言えぬわ、そんなこと……ヒィッ! お、奥まで当たっておるぅ……!」

『うむ? 何が、どこの奥に当たっておるのじゃ?』

「りょーまあああああっ!! お主らふたり、打ち合わせでもしておったのかぁっ!?

「『いや? 全然?』」

「こっ! ……このっ、らち者どもっ……あ、あはぁン!」

 ──ローラのリアクションから、経真は確信した。

(今ゼッタイ、俺と伯父さんの声がハモったな)

 今や、結合部からローラの樹液が滲み出して、経真の膝まで伝い落ちていた。ローラが戸惑いながらも感じている様子がハッキリと伝わってきて、その充実感は美奈や恬子との初エッチに迫るものがあった。

『うーむ……我が甥ながら、末恐ろしいのう。声が聞こえておらぬのに、ワシの言うておることをキッチリ把握しておる。おかげで、可愛いローラの言葉責めがはかどるのう♪』

「や、やかましいわ、このロリコンジジイめ!! ……あひンッ! こ、こんな時に、えぐり込むようにを突くでないぃっ!」

「ローラさん……そんなに逆ギレしても、褒められて照れてるのは、たぶん伯父さんに全部バレてるよ? これだけオマ×コがキュウキュウ締めつけてきちゃあ……」

「バ、バレてなどおらぬ! バレてなどおるワケがない──」

『これだけオマ×コがキュウキュウ締めつけてるのにか?』

「ジ、ジジイが若造の口振りをるでないわぁっ!」

 ──現世とあの世の両方から、いじり放題である。

(やっぱり、ローラさんも可愛いんだな……後がすげえ怖いけど)

 怒る性分ではないので、その点は経真も心配していないが──何しろ、下ネタ大好きのローラである。明日以降、美奈や恬子も絡めて、どんな羞恥責めが待っているか、分かったものではない。

 それでも、自分がローラをリードする展開は、これまでも今後もそうそう考えられるものではない。経真は存分にローラの締めつけを堪能しながら、お札の中の伯父に語りかける。

「伯父さんの奥さんなのに、ごめん。見ての通りだから、ローラさんのことはしばらく任せてよ」

『うむ、済まぬな! こやつは見ての通り好色じゃから、経真も搾り取られすぎぬよう、気をつけるのじゃぞ!』

「おっ、お主らあっ!? 経真には何も聞こえておらぬはずなのに……にゃぜ、会話が成立するんにゃあああっ!?

「あ、また口調に猫がログインした。ローラさん、そろそろイク?」

「ぐぬぅぅぅぅ……口惜しいにゃああああっ!!

 恨み節を口にするローラの青い瞳が、快感でたっぷり潤っている。そのアンバランスな色っぽさを存分に味わいながら、経真は『3人目の彼女』にたっぷりと白濁のほとばしりを注ぎ込むのだった。

「い、いっぱい出すよローラさんっ…………ぐぅっ!!

「イクっ、イクにゃあああああああああっ!!

(END)