「さあっ。千年分の思いを込めて、ボクの胸に飛び込んで──」

「よりによってなんでこんなクソ映画流してるの、このバーカ!」

「──そこぉッごふぅ!?

 月ザメが地球に衝突して人類を滅ぼしている映像を背景に、マヤの怒りのドロップキックが星崎ほしざき廼乃ののの腹部に炸裂さくれつした。


 星崎廼乃を名乗った少女は、ぷるぷるとお腹を抱えてうずくまっていた。

 マヤの見事なドロップキックが命中した結果だ。いくら非力な子供のりとはいえ、油断しているところをおなかにきめられたら痛いに決まっている。

「か、感動の再会でいきなりなにをするんだい!?

 悶絶もんぜつから立ち直った彼女は特徴的な星型の導力光が浮かんだ瞳を涙で潤ませて訴える。

「マヤはそんな暴力的な子じゃなかったはずだ! 再会のハグはどうしたんだよぅ。あの三人の中じゃボクがママ担当だぞ! 家庭内暴力反対!」

「適当なこと言わないでくれない!? あたしのお母さんは他にいるわよ!」

 事実無根の戯言に、マヤは小さな怪獣がごとく吠え返す。

「あたしの家族は立派なお母さんとちょっと変だった妹の二人だけ!! ノノみたいな変人が家族なわけないでしょ!」

「あれ? 君って母子家庭だったっけ」

「そうだけど!? ていうか勢いだけでしゃべるのやめてって前にも言ったよね! 忘れた!?

「い、いや、言われたばっかだから、そりゃ覚えてるけど……」

 気まずそうに視線を逸らす。どうやらテンションでしゃべり倒していた自覚があるらしい。

「そ、そもそもサメ映画のなにが不満なんだ、マヤ! これ、サメ映画史上でもっとも予算がかかっていた作品だぞ!? マヤの好みに合った大作なのに!」

「全部!! 予算がかかっていようがクソ映画はクソ映画なの! そこの初心者たちのために、もっとメジャーな大衆映画にしてよっ。いますぐ!」

「嫌だね! ボクはサメ映画が好きだぞッ。クリエイターに属する人間が創作したはずなのに、全編通して物語に人間としての品性がまるで感じられないという冒瀆ぼうとく的矛盾がすごくいいと思っている! 観客をめ切った脚本に、たまーに演者の瞳に浮かぶ『なぁに、これぇ』っていう本音の色っ。制作費が高いと楽しそうに金をドブに捨ててるなぁって楽しめるし、予算が低いと作り手の創意工夫とどうしようもない限界の部分が楽しめる! 垣間見える裏事情まで含めて一粒で二度楽しいのがサメ映画だ!」

「映画は普通に楽しめぇ!」

 子役として作り手側に足を踏み入れていたマヤが正論をたたきつける。

 マヤにとって映画とは娯楽であり、芸術でもある。変な楽しみ方を見出みいだすなという潔癖けっぺきさを怒りに変えて、事情がつかめないメノウとサハラを置いてけぼりにノノへまくし立てる。

「てか千年前だって、ノノがしっかりしてれば起こらなかった事件でしょ! それが、実は生きてましたぁ!? むしろガッカリよ! どう責任とるつもりなの!?

「どうどう、落ち着いて、マヤ」

「うん。私たちには事態がさっぱり理解できない」

 蹴り一発では飽き足らず怒りの鉄拳を振り下ろそうとしたマヤを、サハラが羽交い締めにして落ち着かせる。

 メノウとサハラの立場からすれば、ノノは知らない人だ。会話内容からしてハクアやミシェルと同じように千年前の知り合いだということはわかるが、マヤの激昂げきこうする理由が謎である。

「こいつ! こいつが【星】の純粋概念! 星崎廼乃!」

「へー?」

 指を差しての激しいマヤの主張に、サハラは首を斜めにする。ぴんと来ていないのだろう。

 マヤから四大人災ヒューマン・エラーの背景を聞いていたメノウは内心の驚きを抑えつつも、彼女をなだめにかかる。

「まだ本物と決まったわけじゃないわ。もしかしたら偽者がマヤの知り合いのふりをしているだけかも。でしょ?」

「そうね。そうよね」

 メノウの言葉に一理あると認めたマヤが、ふうっと深呼吸。ぎろりと自称ノノをにらみつける。

「あんたが本物のノノだっていう証明はできるの? ハクアにやられて割と感動的に死んだはずのノノのフリをした魔導兵じゃないって言い切れる根拠は? もしそうだったら、あたしの知り合いのノノは、こんなふざけた人物じゃなかったかもしれないっていう希望が残るんだけど。ぜひ偽者であってほしいんだけど?」

「疑うね。この目こそがボクの証明さ! と言いたいところがけど、わかった。ボクとマヤしか知らないことを話そう」

 まだドロップキックのダメージが残っているのか。よろよろと立ち上がった白衣の少女が、胸に手を当てて思い出話を語り始める。

「あれは、君が白亜はくあに助けられてボクたちに紹介された夜だったかな。君はまだまだこの世界におびえるかわい子ちゃんだった。せっかくの個室が与えられたのに、一人は怖いって泣きべそかいて白亜に抱きついたまま一緒のベッドに──」

「なんでそれノノが知ってるのよぉ!」

「サハラ。マヤを押さえててもらえる?」

「はいはい」

 証明すべき当人がいない恥ずかしエピソードに、サハラに抱え込まれていたマヤが再びあばれ始める。ここで中断されると話が進まないので、サハラに拘束を続行してもらった。

「ふっふっふ。この天才美少女ノノちゃんに隠し事ができるものかね。他にも色々と知ってるぞぉ? ボクはね、マヤ。他人の恥ずかしい秘密を握って優越感に浸るのが好きなんだぜ!」

「離しなさいサハラぁ! いますぐ原罪魔導でこいつをなんにも喋れない肉の塊みたいな生き物にしてやるんだからァ!」

「言うほど恥ずかしくないから、落ち着いて。今度一緒に寝てあげるから」

 サハラが本気で純粋概念【魔】を行使しかねない勢いで荒ぶっているマヤを宥める。ここまでマヤが怒りくるっているとなると、先ほどの内容は真実だったのだろう。

 その二人をよそに、メノウは全力で頭を回転させていた。

 星崎廼乃。【星】の純粋概念。四大人災ヒューマン・エラー『星骸』。ハクアに従っているはずの【使徒エルダー:星読み】。それらがどうつながっているのか。結論を出す前に、ノノがやれやれと首を振る。

「ジョークでも原罪概念はやめてくれたまえよ。なあメノウ君。君もそう思うだろう?」

「……本物なのね」

 千年前の生き証人が増えたと、メノウは鋭い視線を向けた。

 サハラは珍獣を見る視線を向けている。マヤのドロップキックのインパクトで驚きが吹っ飛んでしまっているのだろう。だがメノウはむしろ、彼女に対する警戒をこれ以上ないレベルに引き上げていた。

 確認するべきものは確認しなければならない。

 なぜメノウたちを待ち構えていたのかが重要なのだ。

「いま私たちが置かれている状況もお見通しかしら。【星】の純粋概念さん」

「もちろん。このボク、天才美少女ノノちゃんに見通せないことはないからね」

 軽いジャブにと叩きつけた問いに、ノノは不敵な笑顔を浮かべる。

 なにを言うのか。メノウは気持ちを引き締める。

 ふざけた言動をとっているが、彼女は【星】の純粋概念の持ち主だ。ハクアが拠点としている聖地の心臓部『星の記憶』にまつわる純粋概念の持ち主であり、四大人災ヒューマン・エラー『星骸』にもかかわっている。しかも彼女自身が【星読み】であることを認める発言もしていた。なんらかの方法で千年生き延びている、いわばハクアの同類である。

 メノウの緊張を知ってか知らずかノノは満面の笑みで天井を指差す。

「ここまで歩いてお疲れだろう? 上の階にふかふかのベッドと稼働するシャワールームを用意してあるから、ボクに感謝してゆっくり休みたまえ! 明日に備えて休むといいぞ」

「そ、そう……」

 思いの外ずれた返答だが、ありがたいことは確かだ。当初はそこらへんでマントにくるまって寝っ転がる予定だった。固い床で就寝するのとやわらかいベッドで寝るのとでは大違いである。歓迎ムードのノノが先導して、シアタールームを出てぞろぞろと連れ立って上の階に移動する。

 階段を上っている途中で、ノノがしげしげとメノウの顔を見る。

「ほんとに白亜にそっくりだね、君」

「そう言われても、うれしくないわね。私、あいつの複製体らしいから似てて当たり前だし」

「そうかい?」

 苦々しい顔つきのメノウを見て、なぜか嬉しそうに顔を寄せてくる。さっきのマヤとのやり取りを見れば性格が厄介な方向にこじれているのは明白だ。

「……そんなことより、私たちを待ち構えていたのは、なんで?」

「おや、知っているだろう? ボクの未来視を!」

 話しながらの移動で、ノノが用意していた部屋に到着。本当にキングサイズのベッドが用意してある。ここにいる全員が寝っ転がっても余裕の大きさだ。

 ノノはそのベッドに腰掛け、足を組む。

「君たちの力になるために、ここで事前に待ち構えていてあげたんだよ。未来を知るボクの協力があれば勝利は確定! 君たちには幸せな未来が訪れるぞ!」

「こんなこと言ってるけど、ノノって平気で噓つくから信用しちゃだめよ」

 マヤがバッサリと切り捨てる。ふむ、とメノウはあごに手を当てた。

 いまのマヤの言葉を前提に考えると、ノノの発言とは違う仮定が見えてくる。

「……環境制御塔がゲノムに占拠されることを予知しながらも、あなた個人では対抗できないから事前に避難した。私たちが来る未来を知っていたから、ここで待ち構えて、これから自分の拠点である環境制御塔の奪還の戦力にしようとしている。こんなところ?」

「あっはっは!」

 メノウの推測を笑い飛ばしたノノが、ふいっと視線を逸らす。

「……なんのことだい? こ、根拠を述べたまえよ、メノウくぅん! データに基づかない推測は風評被害をもたらすぞ!?

「ほらね。未来視だって、視野が狭いからあんまり真に受けないでね。普段も、大事なこと見逃してばっかりだから」

「んなっ! なんてこというんだい!」

 声を震わせていたノノが心外だとまゆを上げる。

「天才美少女ノノちゃんの天才性を疑うなんて、ボクのアイデンティティが危険のきの字だよ! ボクの天才の証明のために、まず君たちがおちいっている状況を言い当ててやろう! ボクとカー君の子供といっても過言じゃない三原色の魔導兵、アビィちゃんは……ん? なんでいないの? 君たち、一緒じゃなかったっけ」

「いなくてよかったわね」

 マヤが半眼になる。

「年上嫌いのあいつがここにいたら、ノノはもう死んでたわ。……あいつを連れてこなかったことを後悔するとは思わなかったけど」

「えぇ? そんなことになってるの……? なんで? ボク、なんかやっちゃった?」

 未来を知っているはずの天才美少女ノノの口から、なぜか困惑した情けない声が返ってくる。マヤと同じく不審げになったメノウとサハラの視線に、取り繕うようにして胸を張る。

「ま、まあね。ボクは最悪の未来を回避するためだけにここにいるから、他がちょっとおろそかになってるのは許してくれたまえ。今日はゆっくり寝て英気を養ってもらって、明日は馬車馬がうらやましくなるほどに働いてもらわなければならないからね」

 不吉な物言いである。ノノはメノウたちが口を挟む間もなく続ける。

「君たちは『星骸』が大量破壊兵器だなんて勘違いしてるみたいだしね。まあ、マヤが起動時に見た光景を話しているんだろうから、無理もないけど」

「勘違い……?」

 メノウは北大陸をくり抜いたという歴史から、『星骸』を大量破壊兵器だと推測した。導師マスター陽炎フレア』が塩の大地で放った衛星砲以上の、古代文明期の兵器だ、と。

「じゃあ、『星骸』はなんのために浮かんでるの?」

 答えは、もったいぶられることなくノノの口から明かされた。

「あれは、異世界送還陣だよ」

 あまりにも端的な返答だった。

 ことの重大さと相反した軽さで口に出されて、とっさに理解できなかった。

 メノウはゆっくりと首をかしげる。

「は?」

「だから、異世界送還陣だって。この世界に来た日本人を、地球に帰すための大規模魔導陣。上空に走っている膨大な【力】の経路である天脈に干渉してつなげるため、空に浮かべている七つの経由地を循環している魔導陣だよ。『星骸』の名前の由来は、この世界にない星をしのんで作った、星のむくろ。どう? カッコいいだろ──おわぁ!?

 最後にノノの悲鳴が響いたのは、台詞せりふの途中でメノウが彼女の胸ぐらを摑んだからだ。

 メノウは表情を作る余裕もなく、無表情で目を見開いてノノに迫る。

「噓じゃないのね」

「うっわ。美人のドアップって迫力すっご……」

「答えなさい」

 おふざけに意識を割いている余裕はない。

 異世界送還陣。

 メノウも存在自体は知っていた。万魔殿パンデモニウム導師マスター陽炎フレア』も、その存在をほのめかしていた。北大陸にあるというおぼろげな情報だけはあったものの、それ以上の情報は出てくることなく、遺失したのではないかという悲観的な見方もしていた。

 いま唐突に提示されたそれは、メノウにとって重大な意味を持つ。

「『星骸』が異世界送還陣だっていうのは、本当?」

「噓なんてつくものかい。だってボクたちは、もとの世界に帰るためにこの世界を飛び回っていたんだぜ? なきゃおかしいじゃないか」

 四大人災ヒューマン・エラー

 いまとなっては災害としか認識されていない四人は、もとの世界に帰りたがった異世界人たちだった。

 そのうちの一つである『星骸』が異世界送還陣だというのは、完全に盲点だった。人災ヒューマン・エラーと銘打たれているだけあって、それぞれの純粋概念が暴走した結果だという思い込みがあったのだ。

 だが西の果てにあった『塩の剣』も純粋概念の暴走の結果ではなく、ハクアの能力の一つだった。望外の話を聞かされて、メノウはノノにずいずいと顔を寄せる。

「『星骸』の起動方法は? なにか条件があるのよね」

「ない。だってもう、起動しているよ」

 重ねて、信じがたい台詞が続く。

「起動、してる? 異世界送還陣が……?」

「なんで北大陸の中央部がくり抜かれてると思ってるんだよ。起動に必要な要素をごっそりと引き抜いて消費したから、なくなったんだよ」

 自失していたメノウは、はっと我に返る。

「……起動に足りるとは思えないわ。異世界送還には、膨大な犠牲が必要なはずよ」

 導力、素材、生贄いけにえ。異世界送還を可能とするための代償は、いまの人類を滅ぼすに等しいほどだと導師マスター陽炎フレア』は言っていた。北大陸の一部を消費した程度で足りるとは思えない。

「いまの世界人口と、古代文明期の北大陸中央部の人口はほぼ一緒だよ。ここの地上にあったのは、当時の世界最高峰の都市群だぜ。せいぜい地球の近世レベルの文明社会と一緒にしてほしくないね。まして、いまの君たちの世界だと南方諸島連合と西大陸がごっそり消えてるだろ? あらゆる点で当時との総量が比較にならないことを理解したまえよ」

「そ、っか……」

 メノウはノノの白衣から手を離す。ノノは乱れた白衣のしわを伸ばした。

「本当は南方諸島連合のクズどもの上空まで移動させてやつらの溜めんだ資産をつぶして起動してやるつもりだったんだけど、できなかったものは仕方ないよね。失敗にもクヨクヨしないのがノノちゃんのいいところだぜ」

 テンション高く宣言するノノを、じーっとマヤが見つめる。その目は不信に満ちていた。

「ノノ。あたし、知らなかったんだけど」

「マヤは子供だろ? ガッカリさせないために、ちゃんと成功してから言おうと思ってたんだよ」

 子供扱いをした返答に目つきがとがる。マヤの表情には、たっぷりと不満が詰め込まれていた。

「……じゃあ、なんで『星骸』を起動したの? よりによって、あの時に」

「ボクの死に際にハクアを元の世界に叩き返そうと思ってね。さすがに、あいつを残しちゃこの世界によくなさすぎた」

 倒すのではなく、元の世界に返す。ハクアの強さを考えれば、それも一つの手段だったのだろう。

 マヤが、ぽつりと呟く。

「つまり、ハクアは帰ろうと思えば帰れたのね」

 元の世界に帰る。

 なんの前触れもなく異世界にび出された彼女たちの悲願は、達成できていたのだ。

「でも、帰らなかった」

 ノノが答えた。

 トキトウ・アカリ。

 ハクアが日本に帰ったところで、日本にいる親友が止めようもなくこの世界に来ることを予言されたからだ。

「ボク史上、最大に余計な予言だったね」

 ハクアは、待った。

 千年。

 生きながらえて、待ち続けたのだ。

「……ハクアがあたしたちを裏切ったのって、本当に、それだけ?」

「さあねえ。ボクはハクアじゃないから、起こったことしか知らないよ」

 ノノがうっすらと笑った。いままでのテンションを上げた笑みとは違う種類の笑顔だ。

「なんにせよ、いまでもハクアは、『星骸』の近くには寄れないはずだぜ。送還対象がハクアに固定してあるからね。白濁液でおおって封印してるけど、あいつが近寄れば再起動を始める状態だ」

「なるほど……」

 ハクアが聖地にい続ける理由の一つなのだろう。

『星の記憶』が聖地にあるのはもちろんのこと、下手に北大陸に近づくと彼女は強制的に異世界に送還させられるおそれがあるのだ。

「……『星骸』を移動はできないの? さっき、もともとは南方に移動させる予定だったって言ってたわよね」

「できない。白濁液で覆われた時に、いくつかの機能は損失しているんだよ。楽な方法は検討済みだから、諦めたまえ。この都市ができた時点で、この世界に日本人が来る原因になってる異世界召喚の無効化だって、計画はできてたんだぜ? そのための『星骸』だっていうのはわかるだろう?」

 メノウは心の中で白旗を上げる。

 降参だ。彼女を失うわけにはいかない。

「サハラ、マヤ。この子に全面的に協力するわ。それでいい?」

 二人は、首肯した。

 少なくとも、『星骸』のことを知れただけでも、グリザリカからはるばるここまで来たかいがあった。都合が良すぎると感じてしまうほどにだ。

「協力してくれて嬉しいよ。これで最悪の未来をまぬがれるピースがそろった。いまの状況はハクアの意図したことですらない、最悪のパターンにおちいりつつあるからね」

 ノノが声を重々しくして語る。

「四大人災ヒューマン・エラーの二つ。『星骸』と万魔殿パンデモニウムの融合」

 真摯な顔で、星が輝く瞳を向ける。

「その最悪の未来を回避するためには、君たちの力がいるんだ。明日から、ぜひとも協力してくれたまえ」

 自称天才美少女は、最高の寝床を用意しながらメノウたちが寝付けなくなることを言い放った。