あとがき



 こんにちは、ゆうです。

 1巻刊行当時は、どうかなー、続刊出せるかなー、と思っていたのですが、おかげさまで、「大公妃候補だけど、堅実に行こうと思います」2巻刊行となりました。

 変な話かもしれませんが、「テレーゼはあこがれの女官職に就いたあと、どうなったのだろうか」と私自身気になっていたので、こうして皆様にテレーゼの物語第二弾をお贈りできることを、うれしく思っております。


 2巻に入り、新キャラクターが登場しています。もしかすると本文より先にこちらのあとがきを読んでいる方もいらっしゃるかもしれないのでネタバレを避けますと、「仲のいい同期女官」と「強気な先輩女官」、そして1巻で一応登場済みではありますが「毒舌新人騎士」あたりが重要なキャラクターになってきます。

 また、1巻で活躍したキャラクターもよりいっそう掘り下げています。1巻では描写が少なめで、クールなキャラだと思われていた大公が実は……だったり、どちらかというとぼくとつな感じのジェイドがその気になったら……だったり。彼らの真相は是非、本文で確認してみてください。あっ、テレーゼは通常運転です。


 本シリーズでは、テレーゼが生活の知恵を披露するシーンがたびたび出てきます。エコ紙箱作り、果実の皮の再利用法、はたき作りなどなど。

 これらはどれも、私たちの現実生活で再現することができます。私自身、こういった生活の知恵は母から教わりました。気になった方は是非、調べてみてください。「これがテレーゼが作中で言っていたものか……」とニヤリとするかもしれません。

 ちなみにテレーゼは料理も裁縫も音楽も美術も何でもござれな隠れ才女ですが、作者たる私は家庭科も美術も体育もできない人間です。テレーゼはいろいろ残念なところはありますが、「こういうスキルを持っている人はすごい」「こういう強さを持ちたい」という私自身のしようけいがテレーゼを形作っているのかな、と思ったりします。


 今回も岡谷様に挿絵を担当していただきました。テレーゼの女官衣装に関してはこちらからいろいろ無理をお願いすることもありましたが、わいく仕上げてくださいました。本当にありがとうございます。


 またご存じの方も多いと思いますが、本作は現在、ビーズログ・コミックスにおいてコミカライズされております。コミカライズ担当は渡まかな先生で、テレーゼたちを可愛く、格好良く、パワフルに描いてくださっています。

 本書とコミック1巻が同時発売ですので、動いて走って回転しているテレーゼたちの様子を是非コミックでも読んでいただけたらと思います。メイベルがいいキャラしています。


 それでは最後になりますが、出版に携わってくださった方、テレーゼの物語を見守ってくださった方に、心からお礼を申し上げます。