第六章 優先順位

漂流船の臨検

俺らは一斉に内火艇を降りて散らばって行動を始めた。

俺は船長室に向かうために途中までカスミと同行する。

「艦長」

「ああ、これは酷いな」

後部格納庫から艦橋に向かう途中のあちらこちらに血糊がべったりと着いている。

しかし、どこにも死体がない。