キャサリン様も女領主ということで結構風当たりが強かったはず。

 私よりもきっと大変だったのは想像できるわ。

「幸いというか、ユキ様もシェーラ様も、ハイデン王国の頭の固い連中とはちがって、女である私に敬意を払ってくれるし、領民のためにも私はウィードにつくわ」

「守ってくれると思いますか? 彼らが」

「思うわよ。わざわざ、誘拐者たちとその一派に会って話し合いするほど理性的だもの。事実、バイデの領民には手を出していないし、戦力としては規格外。政治の手腕はまだ分からないけど、帝国軍に対して、敵対行為を確認してからの行動だし、そういうところは、頭が回るみたいね」

「……誘拐ですよねー」

「そうねー。私は巻き込まれた側だからいいとして、あなたは彼らとの関係はマイナスよね」

「いやーー!? 言わないでください!!

 これからユキたちと色々話さないといけないのに!!

 というか、どうすればいいのよ!!

 何を話せばこれは解決するの!?