「……キ君やタイゾウさんなら分かるはず!! あとはルナを頼れって!! もう着いたか、タイムラグなしかよ!! クリーナ、サマンサ、全周囲に魔力障壁展開!!」
「はい!!」
「ん!!」
「妊娠しているミリーたちは中央に!! 全員ナールジア武装を展開!! 状況が分からん!! 絶対に油断するな!!」
「「「はい!!」」」
そんな声が聞こえるのだけど、何か多くない?
初代様は一人だったはずだけど?
そんなどうでもいいことを考えている間に、閃光が収まった先には何か大人数がいて、私の視線の先には男が立っていた。
「え、なによ。あんた? って黒髪!?」
「それはこっちのセリフだ。ったく、黒髪ってことはまた日本人か? いや、顔つきは日本人じゃないな。祖先が日本人とかそういう感じか? まあいいか。制圧する」
「は?」
そして、私は何も抵抗する間もなく、姫様と一緒にこの男に捕まった。
……おとぎ話なんて信じないわ。
どこにロマンとかがあるのよ。本当に……。