25.岩……魔法をプラス。
人が見つからない問題は、放置をすることにした。考えると深みに
外から見ると、ただの岩山だ。とても家には見えないが、中は想像以上のできに仕上がっている。
天井の仕上がりには、特に大満足だ。コンクリートの打ちっぱなしを、イメージして加工をしてみた。岩の色が少し濃いグレーなので、クールな内装になった。部屋ができてくると、岩自体の発光がやはり目立つようになる。天井だけなら問題はないが、部屋全体が発光しているのだ。淡い光のため、夜でもそれほど邪魔にはならないと後回しにしたが、トイレに起きた夜中、淡い光に照らされたシオンを見て……悲鳴をあげてしまった。
……淡い光が、余計に怖さを倍増させるなんて。
翌日、発光を消す方法をいろいろ検討してみた。地球にある、電球の明かりを消すイメージが役に立った。色々考えたのに、実にシンプルに解決した。まずは床の発光を全て消す。壁も同様に消して、天井だけ残す。発光する光の強弱ができるのだが、微調整が難しく今は断念。
地下二階、地上四階の大豪邸(加工途中)。ニンマリ。
地下二階のヒビは、コア達も通れるようにアーチ形に岩を切り取って加工。二つの空間を一つに加工して、鉱石の空間と鉱石を加工する巨大な空間に変えた。金色の鉱石も瞬間移動で地下二階へ。が、この鉱石は魔法がかかりづらく、瞬間移動をしなかった。仕方がないので小さくカットをして、移動することにした。が、この鉱石は強度もかなりあることが判明。岩を切る魔法では傷をつける程度。切る方法を考えていると、テレビで見たダイヤモンドカッターを思い出した。不安だったが挑戦、結果は綺麗に切れた。本当にスパッと、逆に切れ味に恐くなったが……。それは良いとして、ある程度小さくなると、金色の鉱石も瞬間移動が可能になった。金色の鉱石は魔法がかかりづらく、岩や銀色の鉱石のなかで一番の強度ありと判明。
地下一階は食料の保存に。コア達が、何頭も獲物を確保してきてくれる。解体技術が自然と向上した。内臓は直視できないが……問題はなし。ここ最近は新鮮な内臓はコア達が競って食べるようになった。最初は驚いたが、内臓は栄養が豊富で肉食獣にとっては大切な場所だったと思い出した。燃やして悪かった。
皮を岩のナイフで剥がせるようになった。解体中にちょっと冒険者の気分につかる。が、岩のナイフは想像以上に切れた。ナイフの扱いが何気に難しく、ヒールに何度もお世話になった。指を切り落とさなくてよかった。ただ、いまだに皮の加工ができていない。失敗して、すべてを焼却処分としている。もったいないから何とかしたい。
地下一階はもともと空間が四つ。壁をすべてつなげて巨大な空間へ加工。保存部屋を作るため、魔法を試行錯誤。ここで新たな加工方法をゲットした。
岩に魔力を隅々までいきわたらせて、粘土のように自在に形を変えることに成功したのだ。ただ、この時コア達が一瞬だが岩に向かって
部屋の加工で、魔法の力を感覚的につかむことができた。魔法の素人から、すごい進歩だと思う。ただ、かなり集中力が必要で疲れるため、長時間作業ができない。
それでも頑張った! 五つの部屋が完成。入口はアーチ形でコアが出入りできるサイズだ。扉が作れないのが残念だ。どうやっても無理だった。一階から四階はまだ天井と壁と床の加工のみ。ドローン千里眼の合間に頑張った。人が、誰もいない世界だったとしても生きていける!
喋れる動物はいないかな?