かくりよの宿飯のアニメが始まるらしいので。その一
ここは
私、
「あれ、
「やあ葵。見てみろ、僕は
「アニメ? なんでアニメ? ていうか隠世って現世の電波届くの!?」
「現世で隠世を舞台にしたアニメが始まるらしいのでな。電波は……ちょっと
大旦那様は、目を
要するにちょっといけないことなのね。
「あ、葵、現世でお土産を買ってきたんだ。コンビニスイーツというやつだよ。食べるかい? 懐かしいだろう」
「なんかあからさまに話を逸らしたわね」
しかし私は、懐かしのコンビニスイーツに夢中になる。
ロールケーキや、カップ入りチーズケーキなど。
「そうそう。この手の一切れで売られているロールケーキは、いかにもコンビニスイーツという感じよね! もらったフォークでつつきながら食べるのよねえ」
「最近、コンビニスイーツもあなどれないと聞く。味も良く、様々な場所で食べやすいよう、工夫されているらしい。現世の人間たちの知恵だな」
「そうねえ。手作りのお菓子はもちろん特別な
「現世の人間たちは忙しいからな。食器を使わずに買ったものだけで軽食が取れるのは、確かに重宝する。僕も現世に行ったらコンビニによく行くよ」
「大旦那様がコンビニにいる様子は、あまりイメージできないわね……」
「ホットコーヒーをよく飲む」
「ああ、コンビニのコーヒーって結構美味しいわよね……お手頃だし」
とかなんとか話をしながら、私と大旦那様はまったりコンビニスイーツを
そこにチビがやってきて、カップに入ったキューブ状のチーズケーキを一つ取り出し、その場に座って
「で、アニメの話しなくていいんでしゅか〜?」
「あ……」
「結局ぐだぐだ、食べ物の話ばかりでしゅ〜。これだからダメなんでしゅ〜。もっとやる気出すでしゅ〜」
私と大旦那様はチビに言われて、そろっとお互いに目配せ。
でもやっぱり、コンビニスイーツに手を伸ばす。そして、
「大旦那様、アニメの宣伝頑張ってね。宣伝費ガンガンにかけて」
「う、うん。そこは
私は、ちょっとだけ白夜さんを怖がっている大旦那様の背をポンと