「ふうん、なるほどね……。とりあえず、実力は本物ってことか」

 戦闘が終わった直後、レシアータは頭の後ろで両手を組んでそう言った。

 一応、これで奴のもくは防いだ形になるんだけどな。

 それでもまったく動じていないあたり、この程度はどうってことないのだろう。

「お、おのれ……!」

 門番兵が苛立った様子で剣の切っ先をレシアータに向ける。

「高見の見物をしてないで、貴様もかかってこい! 我が剣で八つ裂きにしてくれるわ!」

「いや、無駄ですよ兵士さん」

「なんだって……?」

 俺の言葉に対し、門番兵が眉をひきつかせる。

「あいつからは気配を感じません。不思議な妖術を使う奴ですし……おそらく、実体はそこにはないのでしょう」

「あはははははっ♪ そこまで見抜くとはねぇ! にフレイヤ神を倒したわけじゃないようだね、アルフくん♪」