あとがき
初めまして。第三回HJ小説大賞後期で受賞し、本作にてデビューさせていただきました嶋森航と申します。
私は本当に沢山の人に恵まれて、ここまで来ることができました。
まず最初に、本作の出版に関わってくださった全ての皆様に感謝を申し上げます。新人賞審査員の方々、そしてその中でも本作を推してくださった担当編集であるM様には、一番に感謝を申し上げたいです。書籍化という私の夢を叶えてくださり、本当にありがとうございます。
受賞の連絡をいただいた瞬間の幸せは、今でも忘れられません。
応募時の原稿は決して、完成度の高いものではなかったと思います。それでも光るものを感じ取って上に引き上げてくださった御恩は、一生胸に留めて生きていきます。
本作は五年前、すなわち私が二十歳の頃に書いた作品です。
当然ながら粗はあまりに多く、本作の出版にあたって一から全て書き直しました。それでも担当編集様が根気強く改稿に付き合ってくださったおかげで、ここまでのクオリティに仕上げることができました。ありがとうございます。そしてこれからも末永くよろしくお願いいたします。
次に、この物語に息を吹き込んでくださったくろぎり様。大変素敵なイラストをたくさん描いていただき、ありがとうございます。最初にキャラデザを見た時、感動で涙が出ました。カバーイラストを見た時、身体が震えました。シャロンは比類なき可愛さで、アルシアナは気高く綺麗で、ヘンリックはめちゃくちゃカッコよく描かれていて、毎日イラストを見るたびに悶えています。くろぎり様に描いていただけて、私は本当に幸せです。この物語が続く限り、引き続きご助力いただけますと幸いです。
また、夢を応援してくれた大学の先生方や友人、これまで支えてくれた両親にもこの場を借りてお礼を述べさせていただきます。
最後に本作を読んでくださった読者の皆様。たくさんの作品が世に溢れている中で、本作を選んでいただけたこと、大変光栄に思います。本作があなたの心を動かせていたのなら、これ以上の喜びはありません。
さて、話は変わりますが、あとがきとは読む人と読まない人が分かれる場所だと私は思っています。
私個人としては、いい作品に出会った時に、胸に残った充足感や余韻を少しでも引き延ばすために読んでいるなぁという感覚です。
名前は伏せますが、私はとある作品のあとがきで
つまりあとがきとは、読後感をさらに良いものにできる、そんな場所なのだと思います。
だからこそ、自然とあとがきを読みたいと多くの人が思えるような作品になっていたらいいな、と心から祈っています。そして続刊を出せることになった時、読者の皆様の心に何かが残るような、そんなあとがきを書けたらと思っています。
次にこの場でお会いできることを心待ちにしております。
嶋森 航