あとがき


 この本で私を知った方は初めまして、WEB版や過去作で私を知っている方はお久しぶりです。百均です。

 この度は拙作『モブ高生の俺でも冒険者になればリア充になれますか?』(以下、モブ高生)を手に取っていただきありがとうございます。

 モブ高生は、モブキャラのマロこと歌麿が、スクールカーストでの成り上がりを目指して冒険者になり一発逆転を目指す、というお話となっております。

 モブキャラなのに主人公ってどういうことだよ、結局モブじゃないじゃん……そう思った方。

 私は、モブキャラとは『自分に自信がない人』と考えています。

 自分に自信がないから積極的に前に出ていくことができない。成功する自分のイメージが浮かばないから物事に挑戦することができない。結果、その他大勢に埋もれていく。

 逆に自分に自信がある者たちはどんどん前に出て、色んなことにチャレンジして、結果として周囲に認められリア充になっていく。

 それがスクールカーストの仕組みだったんじゃないかな、と自分の学生生活を振り返って思います。

 そして自信には根拠が必要で、それは容姿だったり運動神経だったり偏差値やあるいは友達の多さだったりするわけです。

 モブ高生は、そんなどこにでもいる自分に自信のないモブキャラが、一癖も二癖もあるカードたちと出会い冒険していくことで少しずつ自分に自信を持って変わっていくお話となっております。

 モブキャラの主人公に感情移入しながら、少しずつ成長していく過程を楽しんでいただければ幸いです。

 ……ちなみに、根拠のない自信はただの慢心なので注意しましょう。慢心を抱いたまま突っ走ると痛い目を見ます(実体験)。


 最後に、謝辞を。

 担当のH様、イラストレーターのhai先生、WEB版を評価してくださった読者の方々、この小説が本になるまでに尽力してくださったすべての皆様。本当にありがとうございます。

 特に素敵なイラストを描いてくださったhai先生には、作者の脳内イメージを超える魅力的なキャラクターたちを産み出していただき、感無量です。

 そしてこの本を買ってくださった方々へ、心から感謝いたします。

 この本が少しでも面白いと思ってもらえることを祈って。


2020年1月下旬 百均