あとがき



 こんにちは、おうぎゆうです。お久しぶりの方もいるかもしれません。生きていました。

 本書を手に取っていただき、ありがとうございます。内容は……私が語らなくてもいいでしょう。なぜなら、イラストを描いてくださったtatsukiさんのメッチャかつこういい絵がすべてを表していますから!

 なので、別のことを。

 皆さん、『豪華客船』『人いミミズ』『シージャック』という言葉で、なにかピンときますか? ピンとこなかった方は、この本を読んだあと──はやるお気持ちはわかりますが、この本を読んでからのほうがうれしいです──調べて、ましょう。ピンときた方もまた観ましょう。

 さてさて。なぜ、唐突に九〇年代の傑作映画の話をしたかというと……好きだからです。ともだちと飲みにいった時にワンシーンのモノマネを回したくらいには。

 そのときに気付きました。これが、私が目標とするエンタメなんだなと。

 ジャンルや媒体、方向性は色々ですが、時をて、友達と「あったなぁ、アレ!」とワイワイ盛り上がれる作品は、エンタメの完成形のひとつだと思うのです。

 私も、いつかそういうモノを作りたい。実生活で「お次は何だ?」と言ってみたい!

 ……はい。その極致へいける確率がとても低いし、実生活で怪物に襲われたくもないですが。ともかく! そういう意気込みで、本書と向き合いました。

 楽しいエンタメを作れるように、あの水生怪物に少しでも近づけるように!


 最後に謝辞を。

 私のバラエティ豊かな厄介事をフォローしまくってナチュラルに「お次は何だ?」とつぶやいていそうな担当さん、私のお願いに最高の絵で応じてくれたtatsukiさん、えらい数の誤字脱字と向き合ってくれた校正さんたち。ほかにも私の文章を本にする上で、力を貸してくれた方たち。二ヵ月毎に面白い話を聞かせてくれる先生。

 お手紙をくれたり、応援してくれた方たち。お手紙、大切にしています。

 そして。いつも当然のごとく幹事を押し付けようとしてくる君たちに、真夜中どころか朝や昼まで遊んでくれる君たちと、時差を考慮しない君たち。疎遠になっている君たち。

 歴代のモコモコを含めた家族。捨て犬、おまえを拾ったことは僕にとって幸福だった。

 もちろん。いま、この謎のあとがきを読んでくれている皆さん。

 皆さんが思っている一万倍ほど、私は皆さんに救われています。

 それにお返しするためにも、がんばります。それでは。