「いらっしゃいませいらっしゃいませ!」

 今日も今日とて、〝戦場〟で営業を続けるデモン・イレブン。

〝戦場〟に来てから、一週間が経っていた。

 当初はおでんしか売れなかったこの〝戦場店〟だが、努力のもあってか、ぼちぼち、売上げも上がっていきそうな気配である。

「よし、今度こそこの場所で──」

 期待に目を燃やし、決意を固めかけるオレ──だったが、そうは問屋がおろさない。


 ドンッ!!


 四回目のばくはつ音が、足下からひびいたのは、その時だった──!


    ※


「ウソでしょ……!?

「えええええええええええええ!?

 爆発直後、頭をかかえるオレ達。今回は五人全員店頭にいた。

「また〝ドンッ!〟!? これ、まだ続くの!?

「さすがにきてきたわよぉぉ!? もう打ち止めなんじゃなかったの!?

 爆発が終わり、いつしゆんにして切りわった外の光景を見る。

 窓の外には、赤いじゆうたんの先にある、黒い玉座。ひび割れたいしだたみや石の柱。

 灯りがないうすぐらい部屋で、あやしげにゆらめく無数のあおろうそくほのお

 そんなものが見える、きよだいな広間に──どうやらデモン・イレブンは、無理やりのように出現していたらしい──。

「もういいわよ……どこよ……今度は、どこよ、ここは……!?

 なんかあきらめたようにいうじよう

「あり?」

 そこで、気づいたのはゆうだ。

「ここ、なんか見たことあるぜ? もしかしてここ……魔王城なんじゃねーの?」

 そしてさらりといってくる、勇気。

「はあ!?

「魔王城!?

「うん。あたし、何回かここデリバリーで来てるし、見たことあんぜ? それに、ほれ……みろよ、広間の入り口の向こう。ろうんとこ」

 勇気が指したほうを見ると……

 そこを、しゆうあくな目つきの巨大なさるのような生物、カタカタ骨を鳴らしながら行進していくがいこつ達、地面をのたくってはっていく巨大な──

 魔族。魔族が、あわただしく、この広間の前を横切って、どこかへ向かっていた。

「魔族……」

「って事は……!? やっぱここ、魔王城なのか?」

 くわしくはわからないけど、この重厚なふんの中、魔族があんな続々出てくる城といえば……つうに考えたらこれ、魔王城だよな。ベアトリーチェとかいるのか?

「けど……だとしたら、何か様子変じゃない?」

 その魔族達のほうを見ながらいったのは九条。

「なんか魔族達にゆうないっていうか。みんな、何慌しく走りまわってんのかしら」

 げんにいう九条。

「にゃはっ。じゃあさ、あたし、ちっとひとっ走りいって事情聞いてくるぜー」

 そんな中、笑顔でいったのは勇気。

「え!?

「いや。さっきもいったけど、あたしこの辺、配達で何回か来てるし、顔なじみも何人かいるんだぜー。ちょっと待ってろ、ジョウホウシュウシュウしてくっから!」

 いうが早いか、店を飛び出していってしまう勇気。

 す、すげぇ。オレはなんだかんだこの辺は来たことなかったんだけど。確かに勇気は魔王城デリバリー行ってたし、顔利くのか?

 そのまま勇気は、本当に、廊下で体長十メートルくらいある、三つ目の石像をつかまえ、談笑。

 二人は最後はおたがしくて仕方ないといった感じでかたたたき合うくらい盛り上がり、別れ際、いきに手を挙げて会話が終わった。

「行ってきたぜー」

 ウィン、自働ドアを開き、店内にもどってくる勇気。

「お、おお。まじですごかったな勇気……。今の知り合いだったんだな?」

 オレは確認するが、

「んにゃ? いや知り合いかと思いきや、他人の空似だったらしく初対面だったぜ?」

 ひようひようといってくる勇気。

 はあ!? 初対面!?

「お前、初対面の魔族とどうやったらあんなスピーディーに打ち解けられるんだよ?」

 店長代理がぜんといっているが、

「いや、共通の知人いたからよー。魔王とか、四天王とか。

 で。聞いた話だと、やっぱここは魔王城。ベアトたちの城でちがいねぇみたいだぜ?」

 と、報告してくる勇気。お、おお!?

「ただ、ここは、正式には〝旧魔王城〟。ろうきゆうが進んでて、今は主力メンバーはいなくて。若手の魔族が修行とか積んでる──そういう城なんだってよ」

「へぇ……」

 魔王城に、旧と新とかあるのか……。

「で。なんか今、城が慌しいことなんだけど。まぁそれも、老朽化がからんでくるんだけど。それがけっこうシリアスな問題が原因なんだってサ」

 そして勇気が続ける。

「シリアスな問題?」

 怪訝にオレ達。

 シリアスな問題──。この前の〝戦場〟編もシリアスだったと思うけど……。

 デモン・イレブンにはめずらしく、シリアスな問題二連発か? と思いきや──。

「なんか。今この魔王城のトイレ、老朽化が進んで、水回りこわれて、ぜんぶ使用できないじようきようになっちまったんだと」

 同情をはらんだたんそくとともに言い放つ、勇気。

「ん? ト、トイレ?」

 オレ達は困惑する。

「クーデター起こったとか、なんか、勇者が乗り込んできたとかじゃなく?」

「そ。トイレ」

「それのどこがシリアスなのよ……?

 そんなのどこにでもあることじゃない。うちの店だってトイレ壊れたことあったし」

「わかってねーなーマイ」

 勇気は笑顔でいう。

「一個じゃねぇんだぜ? ぜんぶのトイレが使えねーんだぜ?」

 勇気は両手を広げながらいい、

「しかも、ウチのトイレが壊れるのとは問題の規模が全く違うぜ。

 何千、下手したら何万の社員? が働く魔王城だぜ?

 そこのトイレが壊れたら、どうなると思う?」

「どうってそりゃ……困る?」

「そう、困る。用を足すにも困るし、トイレって、用を足すだけじゃねーだろ?

 女子はしよう直したりするし、男はそこで他部署の人間と交流深めたりするっていうし。ねむくなった時や一人になってサボりたい時、人はみなトイレの世話になるもんさ」

 急にトイレ伝道師みたいなことをいいだす勇気。お前は今どこのポジションなの?

「ま、まぁわかったわよ」

 その説明を受け、たじろぎながらだが、九条はうなずく。

「あんま花もはじらう女子の前でトイレトイレいうんじゃないわよ……。要するに、今魔王城は、そういう問題があって、だから今、あんな感じに普通じゃない様子になってるってわけね?」

「そのとーり。ちょっとした機能不全みたいな状況になってるらしくてよー。

 まぁだから? レコメンドしてきたぜ」

 得意げにいう勇気。

「レコメンド?」

 文脈が分からず全員が首をかしげた。

 レコメンドって……なんかCDショップとかにってある、スタッフの人のオススメ文……みたいなやつのことだよな? すいせん文っていうか。

「レコメンドって……何をレコメンドしてきたのよ?」

「だから、トイレだぜ?」

 楽しそうな笑顔でいう勇気。

「コンビニってトイレ使用自由だし。うちもトイレはけっこうまんじゃん? ウォシュレットもついてて便座もあったかいタイプだし。

 だからそういう事情なら、ねなくトイレ使っていいってみんなに伝えてくれって、さっきの石像さんにレコメンドしといたんだぜー?」

「「「「え?」」」」

 その説明に、オレ達四人の目が点になった。

 全トイレ使用不可になり、トイレ難民溢るるおう城。その魔王城に通う魔族に、デモン・イレブンのトイレ、自由に使っていいってレコメンドしといた?

「あれ? なんだろ、とおる

 その時、店長代理が、フラリとしながらいった。

「なんだか俺。すげぇいやな予感がしてきやがったぜ?」

「オレもです」

 口々に不安をらすオレ達──

 するとその時だった。

 ピンポーン。

 おなじみの入店音がひびき──入り口から、十体近い魔族がさつとうしてきた。

 先頭にいるのは、さっき勇気が話していた石像、に見た目がこくした、いろちがいの像。

「ここか!?

 そして石像はいうのだった。

「弟がいっていた──無料でトイレが借りられて、しかもそのトイレは、便座があたたかくて、水流を使したおもてなしまで付属しているという──

 そんな極上のトイレを貸し出す店、デモン・イレブンというのはここか!?

「いや、確かにここはデモン・イレブンですけど別に極上のトイレって程じゃ……」

 オレはいったが、もはや石像は聞いていなかった。勇気に案内され、勝手にきゆうくつ身体からだかがめてトイレに入り、用を足し──。

「極上だ……」

 こうこつの表情でトイレを後にする。

「こんなトイレタイムは初めてだ……。これはもはや生理現象を済ますだけの場所ではなく一種のアトラクション……! 完全に今、かいのトイレの歴史が変わった──」

 どっかのトイレ会社の回しもんかってくらいトイレをめてくれる石像さん。

 その発言で……完全に、他に並んでいたトイレ難民に火がついたらしい。

「どけよ! 次はオレがトイレに行く番だろ!?

「笑わせるな小童! 序列からいえばワシが……」

「いいやオレだ。オレはもう三日もトイレまんしてるんだ、いくらオレの魔力とはいえこれ以上は限界が──」

 店内で起こる、かつてないほどみにくい争い。

 そしてそんなさわぎを聞きつけ、後から後から、どんどん店内にトイレ目当ての魔族がしんにゆうしてくる。おいおいおいおい!?

「いや、勇気……」

 オレはうらみがましく勇気にいうが、

「にゃはっ! まぁ仕方ねぇよな? こんな展開、しやさんだって予想できなかったろーし」

「できたわ! お前が魔界のトイレ難民にうちのトイレレコメンドしたって聞いたしゆんかんから、完全にこの展開予想できたわ!!

 悲鳴をあげるオレ。えぇぇ……オレ達、異世界来て、しかも魔王城まで来て、トイレ貸さなきゃいけないの?

 こうして、デモン・イレブンVS魔王城勤務のトイレ難民。

【S】ランク取るのに全く関係ないそうどうに、オレ達はまた巻き込まれ始めた──!


    ※


 店内から店の外までびる、ちようちようの列──。

 その先頭が目指すのは、勇者のもとでも、魔王のもとでもない。

 トイレ。デモン・イレブンのトイレなのである。にもかかわらず……

「なんっっでこんなにレジはヒマなのよ!?

 どんっ! とレジを叩きながらえているのは九条。

 そうなのである。

 あれ以降、ウチのトイレは極上せつとして魔王軍に人気を集めていたが……

 トイレを使った客は、特に一声かけることもなく、店からさっさと出て行ってしまう客がほとんどで。店の売上げはほとんど伸びていなかった……!

「おかしいでしょ!? つう、コンビニでトイレ借りたら、お礼の意味をこめて、ジュースの一本、ガムの一個でも買っていこーと思わない!? ぜんぜん【S】ランクへの売上げの足しにならないんだけど!?

「まあ、あれ、日本の文化っていうか、少なくとも〝人間けん〟の文化だしなー……」

「そうはいっても、このままじゃやべーだろ」

 いかにもめんどうそうにいっているのは店長代理。

「とにかく。なんとしても、トイレ利用後に、コンビニも利用してもらわねーと」

「じゃあ、個室の中に、こうばいよくそそる張り紙か何か、しますか?」

 そこで提案してきたのは、いちおうオレ達の会話を聞いていたらしいしらゆきだ。

「え? 購買意欲そそる張り紙って?」

「わかんないですけど……コンビニのトイレって、店によって、商品のチラシとか貼ってある店ありません?」

「「「あ……」」」

 白雪のその言葉に、オレ達はそろえたように全員同時に声をあげた。

 脳裏によみがえる。そういえば、そうだよ。どこのコンビニだったかは忘れたけど……トイレの入り口のところに、おにぎり一〇〇円セールのチラシとか、ドーナツ売り始めの時は、そのチラシ貼ってたコンビニ、あるよな。

「いいじゃん」

 あれ、確かに、けっこう効果的な気がする!

「そこでうまいチラシ貼って、トイレ寄ったやつを店内に先導しよう」

「あ、じゃあ、あたしからいっていいかー?」

 早速挙手したのは後方でオレ達の会話を聞いていて、フラフラ寄ってきた勇気だ。

「いやいいけど……あんた、ほんとに今からやろうとしてることのしゆわかってる?」

 勇気はこの事態を招いた張本人であるからして、不安そうに聞く九条。

「わかってんぜー? まぁ見てなって」

 勇気はいうと、〝ごめんやっしゃ〟とかいいながら、トイレの列に割って入っていき──うまい具合にかんげきをぬって無人のトイレに侵入、

 そして数秒後、トイレから出てきた。

「お、もう貼ったのか?」

「そうだぜー、まぁ、見てな!」

 そしてその直後、入れわりに、毒々しい色のオレ達くらいのたけかにみたいなやつが、トイレに入っていく。

 どうでもいいけどあいつ、ウチのトイレでどんな感じで用足すんだろ……。

 そして、約一分。その蟹のトイレが終わるのをかたんで見守るオレ達。

 効果、発揮するか……!?

 すると、ガチャリ。ほどなくとびらが開き、蟹がはさみで器用にドアノブを回しながら外に出てきた。

 さぁ果たして……!? 勇気のけを受けて、蟹はどう動くのか? 熱視線を送るオレ達。が。

 視線の中、蟹はオレ達に近づき、オレ達の前を横切り、オレ達から遠ざかり……

「な……なんすか?」

 最後に気味悪そうにそういうと。

 ガァァ……。そのままドアから外に出て行ってしまった……。あれ?

「にゃは? あれおっかしいなー、ちゃんと良いポスター貼ったのに……」

 笑顔ながらも、心底不思議そうにいってくる勇気。

 しんの目を向けたのは、オレと九条。

「いやユーキ……ちゃんと良いポスター貼ったって」

「お前が貼ったポスター。どんなポスターだったんだよ?」

「にゃは? だから……コンビニのトイレによくってる、これだぜ?」

 いうと勇気は、何故か予備をもっていたのか、トイレに貼ったものと同じと思われるポスターをオレ達に見せてくる。そこには、こんなことが書かれていた。


 トイレはね、いつもあせかきべそかき働いているよ。

 だからみんなも、コンビニでガムかなんかをかえばいいんじゃないかなあ?

 コンビニだもの。

ゆうき     


「「なんかちが!!」」

 オレと九条は同時にさけんだ。

「いや確かにこのパターンもあるけど!」

 なんかこう、見る人の気持ちをほっこり前向きにする格言みたいの貼ってるコンビニのトイレもあるけど!

「にゃは? 違ったか? あたしが知ってるコンビニのトイレ、よくこんなの貼ってあるぜー九九万円で世界一周できるボートの広告とか!」

「そーかもしれないけど、今回はそれじゃないでしょ!? 回りくどすぎるわよ!」

「実際蟹には無視されてるわけだしな……」

「こ、今回は別の方針でいきましょ」

 別にちがいじゃないので強くはいえないが必死に勇気を説得するオレ達。

「にゃは、そうか? 残念だなー……こういうのいっぱい貼ったんだけど。じゃあ一枚残して、ぜんぶはがしてくるわー」

 いいながら、トイレに割り込んではがしてくる勇気。いや、できればぜんぶはがして欲しいんだが……そこまではいえないので。オレ達は仕方なくもくにんすることにした。


「しゃあねぇな……」

 そんな勇気の失態を見て。

 次に挙手したのは店長代理だった。

「要するに、もっと直接的にやりゃいいんだろ? 俺に任せろ。確かおでん六〇Gセールのチラシ、本部から送られてきてたよな?」

「え? あ、はい。事務所にありますけど」

「なら見とけ。俺がほんとの〝宣伝〟ってやつを見せてやるぜ」

 いうと店長代理は一度事務所の奥に引っ込み、そしてそのまま勇気と同じ要領で間隙をぬってトイレに入り、そして作戦を実行して出てきた。

 それとすれ違いに入っていったのは──二体で一対のものなのだろうか?

 頭のてっぺんから角を生やした、ピンク色の子おにのような魔物が、ピーチクパーチクしやべりながら羽でしようしつつトイレに入っていった。

 数分後──。二ひきが、トイレから、飛翔しつつ出てくる。

(さぁ今度はどうだ?)

 期待しつつ、二体の動向を追うオレ達。

 すると二体は、トイレ出るなり、オレ達にちょっとゾッとしたような眼差しを向け、

「ちょっとこの店マジなんなの……!?

「ほんとマジなんなの……。なんかちようしりにいいトイレがあるって聞いたから来たのに。マジこわいんですけど」

 ──何故か、日本のキツめの女子高生みたいな口調で。

 オレ達にきようしてるような視線を残して、足早に店から出て行ってしまった。

「……へ?」

 全員、こんわく

「店長代理……ちゃんとポスター貼ったんですよね!?

「あ、ああ、貼ったぜ。直接的に店内にゆうどうするため、普通におでん六〇Gポスターを」

 不思議そうに店長代理はいうが、勇気の例もある。本人はやる気満々でも根本的にどこか間違ってるのかもしれない。

「じゃあ、オレ……ちょっと見てきていいですか?」

「あ、じゃあ、俺も確認するわ。もしかして、変な具合にはがれちまってたりするのかもしれねーしな」

 オレ達はさっきまでと同じ要領で、連れ立って、トイレに入る。そして入った瞬間、

「あれ? 別にはがれてねーじゃん」

 不思議そうに店長代理はいうが、

「い……いやいやいや……」

 オレは身体中にとりはだを立てていた。

「店長代理。このポスター。どういうコンセプトで貼ったんですか?」

「ん? いやだから。さっきまでの反省活かして、直接的に消費者の心にうつたえかけるよう物量を活かして……」

そこですよ」

 オレはふるえながらいった。

「物量活かしすぎですよ! 逆にごうもん部屋みたいになってるじゃないですか!?

 トイレ内をわたしながら、悲鳴をあげるオレ。そこには──おでん六〇Gというニュースをできるだけ強調しようと、どぎつい赤や黄色が大半をめるおでんポスターが、ドアの裏、便器フタ裏、てんじようゆか、トイレットペーパーホルダー……

 一切すきなく、ビッチリ貼られている──きようの光景が広がっていた。

「なんかサイコパスの人の部屋みたいになってるじゃないですか! ちょ、あの短時間でこれどうやって貼ったんですか!?

「え? いや、なんかおでんのこと考えてたら自然と力がいてきてよ……」

「どんだけおでんの為ならがんれるんですか!? しかも一枚だけ、さっきのゆうきの〝格言〟みたいの交じってて、ますますコワいんですけど……」

 床の一枚に、〝ゆうき〟作の『コンビニだもの』が貼られていて、この部屋の狂気度は最高潮に達していた。

「は、はがしましょう。逆効果ですって。さすがにもうちょい自然にやらないと……」

「はあ~? 直接的にしろっていったりさりげなくっていったり、注文細けぇなオイ」

 めんどくさそうにいう店長代理。