照れながらユグドラ。
「お
「はあああ!?」
そんな、
「まあ、でも、ほんとにヨリを戻す気はなかったんですけどね」
ダークハルトが去っていったほうを見ながら、ユグドラはいった。
「でも、なんだかかわいくって……。あれなんですね。
「……にゃはは、待て、待て、マイ。気持ちわかるけど一回その
「お、お……置けるかぁぁ!」
そこで
「何なのよコレ!? 何なのよコレ!? ストーカーに追われてるっていうからかくまったら結局案外相手は誠実なヤツでこっちもまんざらでもなくって最終的にヨリ
「まぁまぁ。
そんな九条に対し、ユグドラはなんかホクホクした顔で勝者の
「ふ、ふざけんじゃないわよ! 私だって十年かけてそれなりに今春が」
「えーと。それよりユグドラ」
もう収拾つかないので、店長代理が九条を
「なんか、じゃあ。問題は解決したんだな?」
「はい! カンペキです!」
「じゃあ、さっき、お前、バイト続けるかもっていったけど……どうすんの?」
「あ、それはいいですー」
ユグドラは幸せ絶頂の笑顔で手をぱたぱた
「カレシできたし、バイトしてる場合じゃないし。なんだったら
「あぁムカつくわぁぁぁぁぁ!」
九条の
「あ、あっそ。じゃ、じゃあ、お前、今日でバイト卒業ね」
「はい。お世話になりましたみなさん。このご恩は一生忘れません!」
ぺこりと頭を下げるユグドラ。
「あ、でも、バイト代は指定の口座に振り
そして最後に一言。それはちゃっかりもらうんかい!?
「何でバイト代まで
「まぁ、でも、よかったじゃないですか? 新しいバイト入れると、どういう感じかわかって、みなさんにとってもいい経験になったと思いますけど?」
「「「「「だからお前がいうな!!!!」」」」」
全力で五人で叫ぶ。
こうして、新人バイトユグドラは、三時間程でうちから卒業していった……。速っ。
なんだったんだろこの騒動。ウチ、クレーム
そして
いやむしろマイナスだったよな、これ……!
※
「あーもうマジ
さっさと帰っていったユグドラを見送った後──反省会なんだかユグドラ無事卒業記念パーティなんだかよくわからない
「ま、まぁでも……また前回の
オレはいう。
「これで、この〝世界樹〟エリアでの商売の情報、ちょっと
気休めっぽいけどオレはいった。
「まぁそうね……」
九条が
この騒動でオレ達が得た情報。
・このエリアには、とにかく、暗黒騎士の客が多い。
・午後五時以降はほぼ無人になる。──ので、それまでが勝負。
「
自分に言い聞かせるように、
……だったが。その時だった。
ドンッ!!
オレ達の足下から。まーた覚えのある爆発音が、
※
「……え? ウソだろ?」
もはや、全員、同じリアクションだった。
窓の外。そこに広がる光景に、全員、言葉を失っている。
そこにあったのは、海上でも、世界樹でも、勿論もといた草原──でもない。
赤い、大地。
折れた
「ちょ、ちょっとウソでしょ……!?」
「もしかして……また転移した……!?」
目の前の現実を理解できないオレ達。
しかしオレ達を本当に
アァァァァァ!
その時、いきなり、デモン・イレブンの周囲から、とんでもない人数の、とんでもない野太い声が響いてきた。
「は?」
「へ!? こ、今度はなんだぁ!?」
いきなりな展開に、若干たじろぐオレ達。
そして窓の外に広がっていく光景に──
オレ達はただただ